最強と最狂2【呪術廻戦】

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五条「……傑に会った？」













揺らぐ目。
生徒たちはみんな無事だった。













『うん。』














五条「なんで殺さなかった？
いくら相手が傑だとしても、あいつは」



















ごめんね、分かってるよ悟。



















『俺の意思が弱かったんだ。』













あぁ、殴られる。
受け入れて目を閉じたけれど痛みは感じなかった。



















代わりに悟は俺の頬を撫でた。













五条「ふざけんなよ、」













『ごめん。』














悔しそうに頬を撫で続ける悟。
託しすぎてしまってごめん、未来のこと。


















殺せる力が残っていれば
悟は傑を殺さなくて済んだのに。













なんて無力なんだろう。
どれだけ自分勝手なんだろう。














五条「けど、正直
俺もあいつのこと殺せるか自信ねぇわ。」













悔しそうに唇を噛む。



















『隣にいるよ。』



















『傑を殺すとき、俺も一緒だ。
だからその時が来たら2人で終わらせよう。』
















一人にさせたくない。
けど悟は一人になる。












やらなきゃいけない時、
俺が隣にいると思うことができれば
少しでも救われるだろうか。こんな思考も身勝手だ。












五条「あぁ、頼むわ。
てかなんでこんなこと話さなきゃいけないんだろ。」














部屋に秒針の音が響く。










それ以降はお互い何も話さずに
悟は気づけば眠っていた。

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