カスミソウ Ⅱ (ページ4)

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強くない　ジウンside ページ4

とっても盛りだくさんだった1日は
あっという間に終わった。

俺たちのパフォーマンスは大成功に終わった。
すごく楽しかったし、
Gグループにも圧倒的な点差で勝つことができた。

ありがたいことにバックドアKグループは
エムカに出る権利までもらって、
このチームで良かったと、次もみんなで残れるんじゃないかと、
そう思えるような結果だった。

満足できる一日。

それはそうなのだが、やっぱり胸に引っかかるのはあの子のことだった。

疲れた体で宿舎に戻ったみんなは
食堂でご飯を食べる人、部屋に戻る人それぞれだった。

お腹がすいた俺は、ジョンウとドンヨルと食堂に向かった。

相変わらず賑やかな食堂に向かうと、
一際わちゃわちゃとしている場所があった。

ギュビン「ウリエギヤ！これも食べる？？」

「いらないー」

ギュビン「じゃあこれは？？！」

「いーらーなーい！！」

ユンソ「ギュビナしつこいよ笑」

ハオ「Aがかわいそう」

ギュビン「なんで！！」

ユジン「ふっ」

ドンヨル「ウィエファってほんと仲良いよね」

ジウン「．．．A、笑ってる」

ウィエファのみんなの中心で笑っているAを見ていたら
なんだか安心した。

幼い彼女は結局涙を見せなかった。

強いなAは...

「あ！オッパたち！！」

ブンブンと手を振ってくるAに手を振り返し
自分たちもご飯を撮りに行った。

結局あの後Aと話すことができなかったから
寝る前に少しだけと、KTLチームの部屋を訪れた。

コンコンっ

マシュー「はーい…お！ひょおん！！」

ジウン「お、メテュ。Aいる？」

メテュ「A？いないです…トイレかな？」

ジウン「そっか。ありがと」

部屋を後にした後、なんだか胸騒ぎがした俺の足は
自分の部屋に戻ることはなく、そのまま別の場所に向かった。