カスミソウ Ⅱ (ページ12)

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ハオ「Aだって十分可愛かったよ」

と、私のほっぺをウリウリするハオオッパと
ムスッとしている私。

3:3グループバトルは結局
ユジンのヌナサランヘヨによりKグループの勝利となり
キッチンカーもKグループの手に渡った。

うなだれるGグループを見て
勝利の立役者であるユジニが

ユジン「みなさんも一緒に食べましょう！」

と、こっちにやってきた。

…愛嬌もある上に優しさもある
全く完璧すぎる男だユジンは。

ユジンの愛嬌に負けたのが
何だか悔しくて動かずにムスッとしてると
そのまま近づいてきた人影。

ユジン「食べないの？」

「…うるさいっ」

ユジン「何拗ねてんの」

しゃがんで座っている私に目線を合わせてくる。

「私よりユジンの方が可愛いの…悔しいんだもん…」

ユジン「ふっ、何それ、、かわい」

そう言って私の頭を撫でるユジン。
悔しいけど、嬉しい。

ユジン「LIPJマスターニムは女性だから
オンニよりヌナの方が刺さったんだよ。
可愛さだけで言ったら絶対にAの方が可愛かった。
……僕が見てても可愛かったもん」

あ、ユジナ照れた。

語尾を小さくしながら喋るのは
ユジンが照れた証拠。

「でも私には刺さらなかったよ、ヌナ」

ユジン「そりゃだってAは、
ヌナじゃないじゃんㅎ」

「ユジナ、ヌナじゃないスタークリエイターの子達を
泣かせたね。みんなヌナに該当しないから」

ユジン「それにはAも含まれてる…？」

「え？、いや別に」

私の言葉を遮ってユジンが言った。

ユジン「A…사랑해」

「っ……」

ユジン「っ…」

そう言ってまた照れたユジン。

ほんと、ユジンはすぐ照れる。

そう思ってる私の耳も
なんだか熱い気がする。

ユジン「これっ、、持ってきたの。食べよ」

そう言って私と食べるために持ってきてくれた
ピザやら飲み物やらを広げて
もぐもぐと頬張り始めた。

負けてしまったけど、
美味しいご褒美だった。