カスミソウ (ページ46)

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お腹事情ページ46

ユジンとも仲直りして
絆が深まって数日が経った今日は_______

K,Gグループバトルの衣装合わせの日。

メイクさんにメイクもしてもらい、
ステージ衣装に袖を通した。

私たちのチームは赤を基調としたパンツスタイルの
セットアップの衣装だ。

私の衣装はジャケットの丈が少し短めで
少しお腹が出るような衣装だ。

メイクも少し強めのメイクで、高めのポニーテールで
kill this loveにピッタリ。

実際に服をみにつけるともうすぐ本番なんだという
実感とともに鼓動が早くなった。

着替えを終わらせてオッパたちの元に戻ると、
私が最後だったのかもうオッパ達は
みんな着替え終わっていた。

「わ、オッパ達かっこいい！」

バッチリ決めたオッパ達。
いつも練習服姿のオッパ達だけど、
今はしっかりみんながアイドルに見えた。

マシュー「わー！Aもかっこいい！！」

ルイ「いつもの可愛いAとは随分違うねー！！」

「へへっ」

オッパ達にべた褒めされて少しにやけていると
鋭い視線を1つ、いや2つほど感じる。

「……ねぇ、ハオオッパ、けいたくん、何？
そんな怖い目で見ないでよ……何？」

ハオ「お腹出てるけど？」

ケイタ「そんなん、聞いてないけど？」

「私だって今知ったし、かっこよくていいじゃん」

ハオ「腹筋担当はミンだけでいいの！
赤ちゃんはお腹出しちゃいけません！」

「赤ちゃんじゃないもん！」

こういう時のハオオッパ…違うハオママってめんどくさい。
なんならケイタくんもあっち側だし。

こんなしょうもない口喧嘩を続けていると
ずっとニコニコこっちを見てたミンオッパが口を開いた。

ミン「Aって綺麗な腹筋の割れ方してるね」

と、笑顔で一言。

この一言がまた火に油を注いだ。

この論争は思ったより長くなりそう…そう思った時

??「あのぉ…」

と後ろから声をかけられた。

振り返るとKグループのゴヌクオッパ。
同じ曲だけど、あんまり話したことはない1人。

ゴヌク「着たい服、着せてあげたらいいと思います。
着たい服来てステージ上がった方が楽しいと思いますし。」

口出してすいません、と彼は戻って行った。

フィジカルの大きく勇気もある彼の発言に
ハオオッパは何も言えなくなっていた。

「オッパ、これ着ていい？」

ハオ「……うん。お腹、冷やさないようにね。」

と、何とかゴヌクオッパのおかげで
この戦いに勝ったのだった。