カスミソウ (ページ41)

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・ジウンside ページ41

練習室に戻ると
隅っこの方で
ものすっごく小さくなってる
ユジンを見つけた。

ジウン「ユジナ」

ユジン「……ヒョンっ」

膝に埋めていた顔を少しあげて
また俯いたユジン。

ユジン「もう、僕最低です。
せっかくAは心配してきてくれたのに
あんな風に怒鳴って……しまいにはっ…突き飛ばすなんてっ」

やっぱりユジニもすごく混乱してるようだ。

ジウン「そうだね。ユジニがしたことはかなり
Aのことを傷つけたと思う。」

ユジン「っ……」

ジウン「A、ユジニの笑顔が見たかったんだって」

ユジン「っ！もう……自分が許せないですっ……」

ジウン「けどさ、ユジンも辛かったんだよね
大切なAを傷つけしまうほどに」

ユジン「っ……ヒョンたちはっみんな上手なのにっ…
僕のせいで怒られて……
僕はダンスを褒められたのに、最近じゃ叱られてばっかで……
もう……どうしたらいいかわかんなくてっ…」

やっぱりユジンも抱えてるものが多かったんだ。
辛かったんだ。

ジウン「それをちゃんとAに言って
謝って。そしたら絶対仲直りできるよ。」

ユジン「でもっ……」

ジウン「今回のは、ユジニが先に謝んないと
ダメだと思うなヒョンは」

ユジン「……」

ジウン「君ら、何年一緒ににいんの？
そんなんで簡単に友情壊れちゃっていいの？！」

ブンブンと、首を振ったユジンを見て
安心する。

ジウン「大丈夫。Aはユジンのこと待ってると思う。
落ち着いたらでいいからAのとこ行きなさい！」

ユジン「はいっ……ヒョン、ありがとう」

ジウン「ん。、じゃあ練習しよっか」

ユジン「はいっ」

どうか2人にかけた言葉が
少しの慰めになれば。

そして早く仲直りしてくれることを願って
練習を再開させた。