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ユジン「どしたの?A」
「おっ、久しぶり」
ユジンの声のトーンはいつもより低くて
あまりに笑顔でもない。
ユジン「そうだね。それでどした?」
「練習してたみたいなのにごめんね。
ユジンが上手くいってないって聞いてちょっと心配になって……」
ユジン「あー、ごめん心配かけて。」
「ちょっと相談して欲しかったなぁって。
でも大丈夫だよ!ユジニは本番に強いじゃん!
きっと頑張りすぎてつかれてるんだよ。ユジニならすぐ
かっこいいパフォーマンスできるようになるよ!」
ユジン「……っ…………ぃ…ょ」
「ん?」
ユジン「……そんな簡単に大丈夫とか言わないでよ!!!」
「えっ、ユ、ユジナ……?」
突然声を荒げたユジンに
困惑せずにはいられなかった。
……だってユジンに声を荒げられたのは
初めてだったから。
「ご、ごめんっ、私はただユジンを励まそうとっ」
ユジン「順調にいってるAに言われると
自分が情けなくなってくんの!
Aには僕のことなんかわかんないでしょ
って言ってんの!」
「わっ、、」
ユジンは私を突き放すように
ドンッと肩を押してきた。
突然の衝撃に足がもつれ地面に倒れ込みそうになる。
ジウン「あぶないっ」
何とか向こうから来たジウンオッパのおかげで
私は衝撃を受けずにすんだ。
おかげで体は全然痛くない。
そのはずなのに、ユジンに言われた言葉がグサグサと
心に刺さって……痛い。
ジウン「ユジナ、お前っ……」
ユジン「っ……!僕っ……Aっ……」
「ごめんねっ……ごめんねユジンっ」
ユジン「Aっ……!」
ジウン「A!!」
後ろから聞こえる声なんて無視して
ただただその場から走り出した。
ユジンに突き放されたことが悲しくて……
ものすごく辛くて……
自分が言った言葉が申し訳なくて
目から流れる涙が止まらなかった。
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moon(プロフ) - 本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好きさん» おまたせしてすいません!!これからもできるだけ更新するので、ゆっくりですが楽しんでください! (8月12日 0時) (レス) id: 623b63b8ed (このIDを非表示/違反報告)
本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好き(プロフ) - 更新待ってました!!!!!主人公ちゃん可愛いなあ🤤これからどうなるか楽しみにしてます☺️ (8月8日 18時) (レス) @page32 id: b9b005fe2b (このIDを非表示/違反報告)
りんご - オリ‘フラ立ってますよ!💦 (2023年4月16日 10時) (レス) id: 40f7098858 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:moon | 作成日時:2023年4月9日 22時