カスミソウ

つかの間の小話 ハオside ページ36

「わぁー！やったぁぁぁぁ！」

ハオ「A、しー！もうちょい静かにしよ！」

「あ、…うん。」



とは言いつつ、明らかにテンションの高いA。




「私2段目でいいですか？！」

ケイタ「どうぞどうぞww」

マシュー「A、すっごい嬉しそうだね」

「だって1人寂しかったんですもーん」



そう。ミッションの新たにできたグループに合わせて
変わった部屋割り。
今回からはAもみんなと同じ部屋らしい。


僕とAは同じ部屋で
他にはケイタとマシューが居る。




1人になるのがあまり好きではなく
暗いところで1人が大嫌いなAは、
他の人と同じ部屋ということにご覧の通り
テンションが爆上がり。

きっと他の07年生に比べて
随分しっかりしているAだけどやっぱり
まだまだ可愛い赤ちゃんだ。



この可愛い可愛い妹にマシューもケイタも
顔がほころんでいる。





マシュー「ほんとにAは可愛いね〜」

「そんなもちもちなオッパに言われても……」

マシュー「ちょっとウヒョンオッパになんてことを！！」

「ふふっ、ごめんなさーい」

ケイタ「これでAも安心して寝れるな」

「うん！……でも、それはそれでちょっと寂しい…」

マシュー「なんで？」

「寝る前にユジナの声聞けなくなっちゃうの
ちょっと寂しいです。」




ほんとにこの子は、無自覚人たらしだ。

今のコメント、ユジンが聞いたらきっと
顔を赤くして喜ぶんだろうな。



そんな風景が容易に浮かんでまた顔がほころんだ。





「オッパどうしたの？そんなニヤニヤして？」

ハオ「いーや、Aが可愛いから」

「ん？なんかもうよくわかんない！」





照れ屋なユジンと天然人たらしのA。

うちの弟と妹はあまりにも可愛すぎるのかもしれない。


そんなことに気づいた練習１日目の夜だった。

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