・ ユジンside ページ4
ついにこの日がやってきた。
これからの期待と不安を胸に
ヒョンたちと励ましあったあと、
いつもと様子の違うAが目に入った。
ユジン「A」
「ユジナ……」
ユジン「不安そうな顔してる。」
「そりゃ、まぁね……」
そう言って、歯切れの悪い回答をしたA。
だけど今彼女が不安じゃないわけが無い。
普段は僕よりも何倍も度胸のあるAだけど、
Aだってまだ中学3年生の女の子だ。
この小さな体でどれだけ多くの期待を背負っているのだろう。
「ごめんね。心配かけて
今になって、色々不安になってきちゃって……」
Aが感じている不安の全てを
僕が分かってあげられる訳では無い。
それがすごく申し訳なくて、悔しい。
「わっ……」
気づけばそっと彼女を抱き寄せていた。
ユジン「大丈夫。僕、Aのパフォーマンス
大好きだよ。Aなら、大丈夫」
「うん。ありがとうユジナ」
そっと回された腕と僕の胸に顔を埋めた
Aの様子から少しでも
安心させてあげられたみたいで僕も安心する。
大丈夫。
Aなら絶対大丈夫だから、
Aに追いつけるように僕も頑張るから
一緒にデビューしよう。
そんな気持ちも込めて
僕は回した腕の力を強めた。
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moon(プロフ) - 本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好きさん» おまたせしてすいません!!これからもできるだけ更新するので、ゆっくりですが楽しんでください! (8月12日 0時) (レス) id: 623b63b8ed (このIDを非表示/違反報告)
本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好き(プロフ) - 更新待ってました!!!!!主人公ちゃん可愛いなあ🤤これからどうなるか楽しみにしてます☺️ (8月8日 18時) (レス) @page32 id: b9b005fe2b (このIDを非表示/違反報告)
りんご - オリ‘フラ立ってますよ!💦 (2023年4月16日 10時) (レス) id: 40f7098858 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:moon | 作成日時:2023年4月9日 22時