カスミソウ (ページ28)

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初ステージページ28

ついに待ちに待った
シグナルソングの収録日になった。

本格的にヘアメイクさんにメイクも髪も
セットしてもらい、渡された衣装に着替える。

大事な時に着るこの服はみんな制服コンセプト。

私の衣装もみんなと同じ
グレーベースの制服だった。

でもみんなと違うのはスカートだというところ。

プリーツスカートに、
ピンクのラインが入ったブレザー
緩く付けた首元のピンクのリボンが可愛い。

かなりお気に入りだ。

そして何より、オールスターであることを示す
胸元で輝くバッチ。

「ふふっ」

なんだか自分でも誇らしい。

衣装も着終わり、
更衣室の鏡で自分の姿を見る。

「わぁ……私じゃないみたい」

しっかり施されたナチュラルメイクに
緩く巻かれた髪の毛。

なんだかほんとに憧れていた
アイドルになったみたいで胸が高鳴る。

更衣室から出てみんながいる控え室に行く。

みんながどんな風に
衣装を着こなしているのか楽しみだ。

お？この後頭部は……？

控え室に入ってすぐユジナを発見した。

「ユジナっ！」

ユジン「ん？……っ！……A」

「わぁ、ユジナかっこいい！
似合ってるねその制服！」

普段、ユジンの制服姿は見ているものの
中学の制服とは違う学ラン風の制服は
彼にすごく似合っている。

ユジン「あ、ありがと」

ユジンは少し耳を赤くして
頭をポリポリとかきながらそういった。

ユジン「……Aも似合ってるその制服。
髪型もメイクも、似合ってて可愛い。」

「え、あ、ありがとう」

ここまでべた褒めされると思っていなかった私は
思わずうろたえてしまった。

ユジナ、ここに来てちょっと素直になった？

ギュビン「あ！ユジンチェ～！A～！」

ドタドタと走ってくる足音に振り向くと
これまた衣装に身を包んだ
ギュビンオッパを始めとしたYUEHUAのオッパ達。

「あー！オッパー！」

ギュビン「えー！A、かんわいい～!!」

その瞬間ギュビンオッパに両頬を挟まれ
ウリウリとこねくり回された。

「ちょっとオッパ！メイク落ちる!!」

ギュビン「わぁ！ごめん！でもA可愛すぎ」

「ありがと！オッパもかっこいい!!ほんとにアイドルみたい」

元々顔もスタイルもいいギュビンオッパに
ヘアメイクと衣装が似合わないわけが無い。

ハオ「わぁ～A可愛いね～」

リッキー「似合ってる」

ユンソ「さすが僕らのA！」