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「できたよ。
これ、持って行ってくれないかな？
直己。」
直己
「了解。
めっちゃ美味そうじゃん。」
そう。
この人は小林直己。
彼とは私がダンスをしていた頃からの友達。
お互い、あの頃は目指しているものは一緒だった。
直己はそのままダンスの道に進んで、今じゃ有名人。
いつまでも私と住んでていいんだろうかって思うけど、直己いわく、私を一人にするのは心配だし、もうこの生活が染みついたからって。
今、私がこうやって居られるのも、あの頃、直己が支えてくれたからだし、私だって今更この生活を手放したくないもんな。
お互い、彼氏や彼女が居ても、絶対にこの家には呼ばなかったし、それが原因で別れたって、それはそれで仕方ないって。
世間から見たら、すごく変な関係だと思う。
だけど、私はこのままがいい。
「「いただきます」」
直己
「うん。美味い。
腕あげた？」
「そうかな？
ってか、直己しか食べてくれる人いないし、わかんないけど。」
直己
「それもそうか(笑)」
恋人でも無いから、素の自分を出せる、本当に楽な関係。
「あ、そういえばさ、今日ね、三代目の人来たよ。」
直己
「え？ 誰？」
「直己が紹介したんじゃないの？
えっとね・・・今市・・・って言ってたかな。」
直己
「隆二？」
「うん。
鍼の方に予約してたみたいなんだけど、間違ってうちに来たの。
だから上まで案内したんだけど。
なんだ。直己じゃないの？」
直己
「いや・・・俺は教えてないけど・・・。
もしかしたら将吉かも。
喉の調子悪いからって相談してたみたいだし。」
「あぁ・・・将吉くんね。
ってかさ・・・」
直己
「ん？」
「私、あの人の瞳、すごい苦手。」
直己
「あぁ・・・だろうね。」
「あぁいう、すごい純粋な瞳って、ほんとに無理。」
直己
「あいつ、いい奴だよ。
まぁ、Aの好きなタイプじゃないだろうね。」
私の心の闇もよくわかってる直己。
「夢だけ追いかけてますっての・・・見てて腹立つから。」
直己が困ったように笑った。
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moon(プロフ) - りりさん» りりさん、コメありがとうございます！私も隆二くんの２作目に気合い入りつつも、ちょいちょいスランプで・・・。頑張ります！ (2016年11月21日 11時) (
レス) id: 5852114208 (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - 早速の新作が隆二くんで嬉しいです！直己さんの優しさが沁みます〜｡ﾟ+.( °∀°)ﾟ+.ﾟ (2016年11月20日 2時) (レス) id: f425ce87a7 (このIDを非表示/違反報告)
moon(プロフ) - 愁(ｼｭｳ)さん» 愁さん、コメありがとうございます！妄想って怖いなっていうぐらいの環境ですが、どうにか楽しんで頂けるように頑張ります！ (2016年11月16日 0時) (レス) id: ec05f47c99 (このIDを非表示/違反報告)
moon(プロフ) - 美羽さん» 美羽さん、コメありがとうございます！２作目の隆二くんメインなんですが、久々なので、ドキドキしながら書き進めております。応援、ありがとうございます！ (2016年11月16日 0時) (レス) id: ec05f47c99 (このIDを非表示/違反報告)
moon(プロフ) - もりもり8060さん» もりもり8060さん、コメありがとうございます！もうね、ほんとにどこからか見られてるんじゃないかってぐらいドキッてしましたよ（笑）隆二君の書いてるってバレてるってね。素敵なお話・・・かはわかりませんが、頑張ります♪ (2016年11月16日 0時) (レス) id: ec05f47c99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：moon
| 作成日時：2016年11月15日 7時
