大切な笑顔２ (ページ30)

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「・・・んん・・・。お水・・・」

散々飲んで、喉がカラカラ・・・

「・・・朝？

　うぅ・・・飲みすぎた・・・」

この年になると翌日きついなぁ・・・。

それに、寒っ！

夏なのに寒い・・・。クーラーききすぎかなぁ・・・。

あーーー、そりゃぁ、服着てないからかぁ・・・。

え？

服着てない・・・？

ってか、下着・・・だけ。

「キャッ！///」

私、露出癖ないよね？

『・・・ん・・・

　あれ？・・・朝？』

え？

ってか、ここ、私の部屋じゃない。

それに、横が暖かいんだけど・・・。

『まだ寝てようよ・・・。』

グイッ

おっと、引っ張りこまれても・・・

「・・・あ、あの・・・」

『ん？』

「何で隆二君もパンツだけ・・・なのかな？」

隆二
「え？覚えてないの？」

この状況に驚く私を、愛おしそうに抱きしめる隆二君。

あれ、これダメなやつ？

「・・・でも、なんとなく・・・。」

すこーしずつ蘇ってくる記憶。

隆二
『Aちゃんがいいよって言ったんだからね・・・』

あ、そうかも。言ったかも・・・。

これはアウトなやつだよね。

隆二
「気持ちよかったね♪

　もっかいする？」

はい、アウトーーーー。

「い、いやいや、しない！

　ちょっと放して・・・放してください・・・。

　頭、バカで整理できてない・・・」

隆二
「じゃあ、これならいい？」

チュッ

あ、キス、この唇覚えてる・・・

じゃなくて！！！

「あの、待って・・・」

隆二
「待てない」

何度も繰り返されるキス。

隆二
「だって、好きな人、目の前にしたら、キスしちゃうでしょ？

　こんな格好だし(笑)」

ですね・・・。

隆二
「だって、臣には渡したくなかったんだもん。

　俺だけを見てほしくなっちゃったんだもん。」

か・・・かわいいんですけど・・・。

隆二
「Aちゃんがいけないんだよ。

　臣に会いたいって泣くから。

　鍵もないって泣くし。

　だから連れてきたんだよ。

　後は合意の上だもん。」

だもん連発してて可愛いけど・・・。

あーーーー私、なんてこと・・・。
節操なし！！って叱り飛ばしたい。

消えちゃいたい・・・。

私は自分で三人の関係を壊したんだ。