大切な笑顔２ (ページ16)

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「・・・どうして？」

千佳子
「あぁ・・・、ついね、ポロッとね、Aと真奈美と飲んでるって話しちゃって・・・。

　酔っ払ってたのかな、私」

広臣
「誘ってもいちいち理由つけて断るし、隣見たら連絡取れないって落ち込む隆二いるし。

　あー、ワンコはついでだわ。」

「・・・そっか・・・」

真奈美
「あれ？２人ってAが２人と知り合いって知ってたの？」

隆二
「薄々・・・。

　同窓会の時の電話で、登坂君が送ってくれるって言ってたし。

　登坂なんてそんなにいる名前じゃないでしょ？

　だから、避けられるようになって、結構きつくてさ・・・。

　臣に聞いてみたんだ。」

「・・・・」

広臣
「まさか、２人同じ人のこと言ってるなんてなぁ。

　でも、隆二の話と色々一致してたし、りゅーじくんって言ってたし、俺もそうかなって思ってたから。

　ほら、終わらせるって言ってたのと、隆二が落ち込んでんの、一緒だったし。

　しかも俺まで避けられてるしさ。

　今日しかないって思って、頼み込んだの。」

真奈美
「このバカがごめんね」

おや？私の味方のはずの真奈美さん・・・

千佳子
「イケメン２人傷つけて、このバカ・・・」

これまた味方であって欲しい千佳子さん・・・

「ワンコ、助けて・・・」

あーーー、焼酎がすすむ・・・。