大切な笑顔２ (ページ14)

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《新年会という名の合コン、するからね！》

明けましておめでとうってＬＩＮＥとともにきた真奈美からの合コンのお誘い・・・いや、命令かな。

クリスマスは彼らの出る番組を見て、幼稚園児と楽しいクリスマス会して終わった。

年越しは彼らの出る紅白見て、カウントダウン見て、数件のあけおめＬＩＮＥして、寝正月。

登坂君と再会して手を繋いでから、隆二君と一緒にオムライスを食べてから、あれから２ヶ月。

干物女化して年明けを向かえてしまった。

思ったより心の痛みは続いている。

２人の切ないバラードを聴くたびに、涙が出る。

隆二君、まだあのコンビニ行ってるのかな。

登坂君のグループからお誘いのあった忘年会も行かなかった。

こんなウジウジしてる自分、嫌い。

合コンでお酒飲むだけでも気分上がるかも。

「「「・・・・・」」」

千佳子
「真奈美、ちょっとあれはひどすぎじゃない？」

真奈美
「いやぁ、もっとマシなのが来ると思ってたんだけど、やっぱ正月から合コンは無理だったかなぁ・・・。

　あはは・・・」

「俺、三代目の登坂に似てるって言われるんですぅって、どこが！！」

千佳子
「こっちは、実物の登坂君見てるっつーの！

　どこをどうしたら登坂君なの？？」

真奈美
「・・・だよね・・・アハハ！もう鏡見て来いってかんじだったよね(笑)」

見事に失敗の合コン・・・。

結局、早目に切り上げて、真奈美の友達ともわかれて、いつもの三人で正月から女子会。

自称・登坂君やら、自称・○○がたくさんで、飲むだけ飲んでやった。

三人とも結構な酔っ払いだったけど、どうしてもこのままじゃ帰れなくて、二軒目に移動した。

散々、文句言って、真奈美が彼と別れたと聞いて、一緒に泣き、ついに焼酎にまで手を出し、回りから見たら寂しい酔っ払い達にしか見えない私達。

千佳子
「私、トイレ」

「「いってらーーー」」

トイレ、意地でも死ぬ気で我慢しろ！って言えば良かった・・・。