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真奈美
「まぁー、いまさら・・・だけどね。
今はさぁ、そのりゅーじくんって彼のことだよ。
ほんとにいいの？
好きなんでしょ？」
「・・・それがね、わかんなくなってきちゃった」
「「はぁ？！」」
「隆二君と会うと楽しいし、キュンってするし、会えないと・・・今・・・会ってないから、結構きつい。」
千佳子
「じゃあ、好きなんじゃん」
「・・・でも、でもさ、ずっと押し込めてた気持ちがね、邪魔するんだよ」
真奈美
「もしかして、登坂君？」
「同窓会、行かなければよかったなぁって」
「「・・・・」」
「結局、登坂君ももっともっと遠い人になっちゃってるのに、変に優しいから心が期待しちゃって・・・。
バカだよね、登坂君がもしも高校時代に私のことを好きでいてくれてても、それは登坂君にとっては思い出なのに、私だけ気持ちがあの頃に戻ってる。」
真奈美
「だから、りゅーじくんにも向き合えない？」
「それも・・・あるかな・・・。
でも、やっぱりどっちも私じゃダメなんだよ。」
千佳子
「ねぇ、気になってたんだけどさ、そのりゅーじくんって何者？」
真奈美
「あーーー、私もそれ聞きたかった！
私達に隠し事、無しだからね。」
「・・・ち・・・りゅう・・じ」
「「え？なんて？？」」
「今市隆二なの」
真奈美
「・・・マジ？」
「うん、マジ、大マジ」
千佳子
「あんた、刺されるよ」
「うん、そう思う」
「「「・・・・」」」」
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作者名：moon
| 作成日時：2016年6月9日 15時
