82 ページ22
頭は高木さんのことでいっぱいで、家に帰って初めて将ちゃんからの連絡に気づいた。
≪今日はもう来れない？≫
≪寝ちゃったかな？
俺も、もう寝るね。おやすみ≫
将ちゃんとトレーナーの人のことで会いに行けなかった私。
そして、高木さんと会ってしまった。
どうしたらいいの・・・。
≪ごめん、疲れてて寝てた。今気づいたよ。
おやすみ≫
それだけ送信して、ベッドに転がった。
「将ちゃん・・・」
せっかくのソロデビュー。
自分の努力で夢を勝ち取った将ちゃんを邪魔できない。
でも、離れたくない。
高木さんの連絡先を見ながら、私は眠ることができなかった。
「あ・・・」
それから、社内でよく見かける将ちゃんと彼女。
声をかけることもできなくて、親しげな二人の姿に身を隠す。
あれから、将ちゃんにはスケジュールが合わなくて、全然二人で会えていない。
今日は早く終わりそうだな・・・。
≪お疲れ。
今日、早く終わりそうだから会いに行ってもいい？≫
しばらくして返ってきた将ちゃんからの連絡は・・・。
≪ごめん、今日はＳＷＡＹとかと飲むことになってて。
今度ゆっくり会おう。≫
そっか・・・。
先約あるなら仕方ないよね。
健二郎
「お！Aちゃん！
今日、暇？」
「あ、全然暇だよ。」
健二郎
「じゃあ、久々に飲みに行こうや！」
久しぶりに三代目のみんなと飲みに行くことになった。
「え、あれ？」
そこにはＳＷＡＹくんの姿。
「ＳＷＡＹくんって、野替くんと同一人物だよね？」
ＳＷＡＹ
「え？今更？
ちょいちょいショックなんだけど(笑)」
「あ、ごめん。
いや、再確認っていうか・・・。」
今日って、ＳＷＡＹくんと飲むって言ってなかったっけ・・・。
始まった飲み会。
流し込む強いお酒。
直人
「ちょっと、飲み過ぎじゃない？」
「え・・・そうかな・・・」
広臣
「だいぶいい感じじゃん。
そろそろ可愛いお酒にしといたら？」
でも・・・私は飲まないと気持ちが保てない・・・。
「だって・・・。
ねぇ、ＳＷＡＹくん！」
私はどうしても彼に聞かなくちゃいけなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 249人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
moon(プロフ) - みほこさん» みほこさん、お久しぶりです！ほんと切なくなるようなことばっかり・・・勝手に手が動いて・・・。ごめんなさい(笑) (2016年8月2日 1時) (
レス) id: 9ff8470f98 (このIDを非表示/違反報告)
moon(プロフ) - あやさん» あやさん、しばらく辛いことが続くと思います・・・。懲りずに読んでやって下さい！ (2016年8月2日 1時) (レス) id: 9ff8470f98 (このIDを非表示/違反報告)
みほこ(プロフ) - そんな。。。先に将ちゃんと話さなきゃ！主人公ちゃん自分で先に決めちゃだめだよ。嘘ついて呑みにいった将ちゃんも将ちゃんだけど。。。 (2016年8月1日 2時) (レス) id: 6b3f9fe695 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 主人公も将ちゃんも情けないです(；＿；) (2016年8月1日 1時) (レス) id: 6d293521e2 (このIDを非表示/違反報告)
moon(プロフ) - あやさん» あやさん、いつもありがとうございます！誰も気づいてないってとこ、しっかりしてそうでボケボケなSECOND兄さんにピッタリかなって(笑)私も書いててニヤニヤしちゃってます♪ (2016年7月30日 2時) (レス) id: 9ff8470f98 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：moon
| 作成日時：2016年7月28日 21時
