大切な笑顔 (ページ6)

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お会計を済ませて、最後にもう一度彼にお礼を言って、家へと急いだ。

もう日付変わっちゃう。どうしよう、オムライス食べなきゃなのに。

あれ？何か・・・つけられてる？
まさか・・・ね。

でもそのまさか・・・。

「「おねぇさぁん、こんな夜中に一人で寂しいんでしょ？一緒に遊ぼうよ・・・」」

え？無理・・・。マジで無理・・・。
っていうか、私、ここで人生終わりなの？

「いえ・・・あの・・・間に合ってます・・・。」

「「いいじゃん、楽しもうよ」」

手を掴まれ、路駐してある車に連れて行かれそうになった。

あ、もう終わりなのかな・・・。

「私！オムライス！・・・・うぅっ‼」

口をふさがれて、絶体絶命って時

『車のナンバー覚えたけど、警察呼ぼうか？
　ってか、写メったし。』

「「はぁ？！ふざけんなよ！！
　携帯貸せよ！！」」

『ふざけてんのはテメェだろ？！
　ってか、あそこ、防犯カメラだよ。』

「「あぁ？！
　？？？！！！覚えてろよ！！！」」

私は見てるだけしかできなかった。
震えてて、足にも力が入らなくて、ただ彼のことを見ていた。