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同窓会も1時間が過ぎ、だいぶお酒を摂取して、いい気分で真奈美たちと盛り上がっていた時、彼がやってきた。
「「「登坂じゃん!おせーよーーー!!」」」
『わりぃ、仕事押しちゃって・・・』
あぁ、登坂君だ。
彼は高校時代と変わらず、中心でキラキラの笑顔を見せていた。
決して私とは違う世界。
『もうみんな酔ってんじゃん(笑)
俺も飲む♪』
遅れてきたのに、彼はやっぱり輪の中心で、そして、やっぱり遠くて・・・。
「ねぇ、焼酎あるかな?」
私はこれでもかって飲んでた。
どのくらい飲んだんだろう。
さすがの私もヘラヘラしてた。
『・・・森川さん、結構飲めるんだね(笑)』
おや?いつの間に後ろに??
「・・・登坂・・・・くん??」
名前、覚えててくれたの?
「森川・・・ですけど」
『(笑)
知ってる(笑)』
真奈美
「あんた、どんだけ飲んでんの。
酔いちくれてんじゃん」
「真奈美、登坂君だよ??」
真奈美
「登坂君、ごめんね。この子、酒豪なんだけど、今日、量がハンパなくて、
いつも以上に変だわ。」
『酒豪なんだ(笑)
意外なんだけど』
あれ?
今、私の事、話題にしてます?
すごっくない??
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作者名:moon | 作成日時:2016年6月8日 14時