大切な笑顔 (ページ11)

今日:7 hit、昨日:8 hit、合計:270,460 hit

10 ページ11

『Aちゃん、お待たせ！』

今日は和食の店で隆二君と。

「全然待ってないよ。
　私も運動会準備で遅くなったし・・・」

『そっか、そんな時期かぁ。
　幼稚園児の運動会って何見ても可愛いよね♪』

今日も大好きなお酒をたしなみつつ、隆二君の笑顔に癒されながら、楽しい時間を過ごしていた。

『臣、あ、登坂君？がさぁ(笑)』

「ねぇ、もうそれいいし・・・」

『(笑)ごめん。

　何かね、今度同窓会あるみたい。楽しみって言ってた。』

同窓会・・・。

来週の土曜日の同窓会、登坂君も来るんだ。

『Aちゃん？』

「ん？あ、ごめん、聞いてなかった(笑)」

『ひっど！
　お詫びにさ、今度、手料理・・・食べたいな・・・なんちゃって♪』

「え？」

『オムライス、Aちゃんの作ったのが食べたいなって。

　俺、自炊できないし、でも手作り食べたいなぁって。

　・・・無理、だよね？』

どうしよう・・・

『あぁ！！
　気にしないで！
　言ってみただけだし！！！』

「・・・プッ！！！

　アハハ！隆二君、オムライスに必死すぎるし！！！

　私みたい(笑)

　いいよ。うちでよければ、お隣のマンションだし、いつでもどうぞ。」

『え？マジで？いいの？』

「・・・うん。いつも結局おごってもらっちゃってるし。

　私の大好きなオムライス、一緒に食べようよ。」

『・・・ッシャ！！』

「(笑)」

『じゃあ、今度の土曜は？？』

「え？あーーー、土曜は先約があるんだよね。

　日曜とかダメ？」

『日曜、・・・少し遅くなるかもだけど、大丈夫！』

「じゃあ、日曜日に。」

私と隆二君、どんな関係なんだろう・・・。
でも、登坂君と一緒で、遠い人なんだよね・・・。

私、何か胸がズキズキする。