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変装用に、ともらった黒縁の眼鏡を掛ける。別に、そんなもの掛けなくても気配など消せるのだが……フォトンがどうしても、と言うので渋々掛けている。
ﾌｫﾄﾝ｢いいですか？女性の勘を舐めてはダメですよ!!ちゃんと眼鏡掛けて気配消してくださいね。大騒ぎになりますから!!｣
あまりの剣幕に少々後ずさった。
いや、けっこう殺気じみたものを感じた。
ﾊﾙﾄ｢……やべ、シャッキーズBARってどこだったか…｣
ただでさえハルトは記憶力が弱いのに、2年も経ってしまってはBARの場所は全く検討もつかなかった。
まァ、誰かに聞けば分かんだろ。
そう1人で完結させて、近くで話し込んでいた女性2人に話しかける。
ﾊﾙﾄ｢�爛轡礇奪�ーズぼったくりバー�瓩辰峠蟆申茲砲△襪�分かるか？｣
｢あぁ…その店ならこの道を真っ直ぐ行って右に曲がれば……って『ハル』君!?｣
｢えっウソ!!【SEA BOYS】のモデルの!?
先月号で引退発表したって…っていうか雑誌で見るよりもっとイケメン!!｣
2人が大声で興奮気味に騒ぐ。
それが中心街のど真ん中だったもんだから、声を聞き付けた街人がざわめき出した。
｢なになに？｣
｢モデルの『ハル』君がいるんだって!!｣
｢マジで!?あたしめっちゃファンなの!!｣
｢きゃー!!かっこいい!!｣
あっという間にハルトの周りに女性の人だかりが出来てしまった。黄色い歓声が聞こえる中で小競り合いの声も少し聞こえる。え、女って怖い。
逃げるか。
少し息を吐いて、気配を一切消す。2年前よりも上手く消せているはずだ。女性の集合体の中からするりと抜け出してシャッキーのBARへと走っていく。
｢あれ!?『ハル』君は？｣
｢あっ!!あっち!!｣
｢待って〜!!『ハル』く〜〜ん!!｣
ﾊﾙﾄ｢…マジか。けっこう本気で気配消してたんだが……『見聞色』でも持ってんのか？｣
これが『見聞色』ではなく、『女の勘』だということをハルトが理解するのはまだ先だろう。
建物の壁や屋根を飛び回って、無理やり女性達を巻いた。
カランカラン……♪
ｼｬｯｷｰ｢あら、いらっしゃい。ずいぶん外が騒がしいけど大丈夫？｣
ﾊﾙﾄ｢何とか巻いてきたから少しの間は大丈夫だと思うが……もしファンが入って来たらすまん。｣
ｼｬｯｷｰ｢ふふっ…モデル『ハル』は人気者ね。｣
そう言ってシャッキーはハルトが表紙の【SEA BOYS】をパラりとめくって笑った。
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kiho(プロフ) - るあさん» さ、3週も……!!本当に嬉しいです!!これからも皆様に楽しんでいただけるよう頑張ります!! (2022年9月5日 23時) (
レス) id: 6f3f23db9f (このIDを非表示/違反報告)
kiho(プロフ) - あゆむさん» ありがとうございます！！以前と異なる場所がいくつもあるので、再読して頂けると本当にありがたいです。頑張ります！ (2022年9月5日 23時) (レス) id: 6f3f23db9f (このIDを非表示/違反報告)
るあ(プロフ) - 修正お疲れ様でした！！少し前から一気見を3周ぐらいしたのですが本当に良い作品です！！私の好きな展開がたくさんあって本当に‥ことばにあらわせないんですけれど！！！これからも読ませていただきます！ (2022年9月3日 9時) (レス) id: 9cbdfb9e18 (このIDを非表示/違反報告)
あゆむ(プロフ) - はじめまして！修正お疲れ様でした‼︎‼︎作品めちゃくちゃ好きでまたまた1から読み始めてます‼︎これからも応援してます‼︎(^^) (2022年9月3日 7時) (レス) id: fb78d78c7c (このIDを非表示/違反報告)
kiho(プロフ) - ミチルンルンさん» コメントありがとうございます！！！本当に嬉しいです！！私ももっと語彙力があれば感謝の気持ちをもっと伝えられるのですが…笑！！頑張ります！ (2022年8月28日 17時) (レス) id: 6f3f23db9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kiho | 作成日時：2019年9月23日 12時
