不幸ありきの幸運。 ページ39
──────────
────────
──────
神運天side
ﾐﾄﾞﾘﾔ｢ええええぇぇえ!?
かっ…神運天君!!そのハチマキ……!!｣
ﾗｸ｢んと…えっと……落ちてきた…のかな？｣
ﾐﾄﾞﾘﾔ｢なんで疑問形!?｣
僕だって理解が追いついていない。タイムアップ3秒前くらいに何か風に乗って落ちてきたなぁ……って思ったら頭に615点のハチマキが乗ってるんだもん……。
多分、轟君チームの得点だったハチマキだと思う……轟君の頭にハチマキが無いから。
ﾐﾄﾞﾘﾔ｢凄いよッ!!神運天君の個性!!
なるほど……戦闘タイプの個性じゃなくてもこんな応用が出来るのか。神運天君の個性ならどうしようもない状況でも一発逆転が狙えるし…ﾌﾞﾂﾌﾞﾂﾌﾞﾂﾌﾞﾂ……｣
ﾗｸ｢全然僕の個性なんて……実際轟君の頭にあったハチマキを風圧で焼き切ったのは緑谷君の個性だし、防御は常闇君がこなしてくれたし…麗日さんも……発目さんも……えっと…みんなが居たから勝ち進めたんじゃない……かな……｣
この騎馬戦、この5人だったからこそ勝ち進めた。僕は少しでも役に立てたのかな……そうだったら…いいな。最終種目まで勝ち進んだんだ……行けるところまで…行ってみたい……!!
ううん……行ってみせるよ…ッ!!
『1時間ほど昼休憩挟んでから午後の部だぜ!!』
ﾁｷｷ…と眼が鳴って僕の個性が発動する。
ﾐﾄﾞﾘﾔ｢あっ!!早く行かないと食堂の席取られちゃうかも……｣
ﾗｸ｢み、緑谷君…ッ!!｣
ﾐﾄﾞﾘﾔ｢どうしたの？神運天君？｣
ﾗｸ｢あ…えっと……一緒に戦ってくれてありがとう…!!｣
そう言って僕は右手を緑谷君に差し出した。緑谷君は一瞬固まって、微笑んで右手を出してくれた。少し傷ついた腕……それでも緑谷君はしっかりと握手をしてくれた。
握手が終わると直ぐに、麗日さんや飯田君とともに食堂へ向かったみたいだった。
ﾗｸ｢ふぅ……緑谷君…ごめんね。君の不幸、分けさせてもらって…｣
緑谷君の右手の『不幸バロメーター』。前も見た通り限度は未知数……それでもさっき見たら、かなり高かった……あのままだと右腕がどうなってもおかしくない。
少しでも不幸を僕に移しておいた方が怪我をしないで済むかもしれない……それに僕はさっき『不幸バロメーター』を使ったせいで【不幸】が足りてない……僕の場合【不幸】がない所に【幸運】もない。だから分けてもらったのだ。
落’s『不幸バロメーター』
【||||||||||||||||||||||--------】��22��
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 236人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
時雨.(プロフ) - tukihoさん» わしは書き溜めしてるお...まあ頑張れ！応援してるぞ！ (2019年8月24日 16時) (
レス) id: 76959a97bb (このIDを非表示/違反報告)
tukiho(プロフ) - 時雨.さん» 時雨ちゃん!!おつかれ〜!!どうしたら時雨ちゃんみたいに毎日更新が出来るのだろうか.......。 (2019年8月24日 16時) (レス) id: 64127def98 (このIDを非表示/違反報告)
時雨.(プロフ) - つっきー更新おつかれー！ (2019年8月24日 15時) (レス) id: f27d6f3f39 (このIDを非表示/違反報告)
tukiho(プロフ) - 焦菜さん» ありがとうございます!!コメント嬉しいです!! (2019年8月17日 0時) (レス) id: 64127def98 (このIDを非表示/違反報告)
焦菜(プロフ) - なんか、主人公の気持ちわかるような気がします！これからも頑張ってください！ (2019年8月16日 23時) (レス) id: b99ba60722 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：tukiho | 作成日時：2019年6月16日 9時
