〈194〉 ページ7
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ﾙﾌｨ「どうしたんだ、急に!!メリー号が!!」
元々、二度と走れないと断定されていた船だ。これが当然なのだろう。でも、ルフィにはどうにも諦められない。
ﾙﾌｨ「おっさーん!!メリーがヤベェよ!!何とかしてくれ!!」
ルフィはアイスバーグに助けを求めた。たった今、メリー号に救われたばかりなのだ。今1度、メリー号も仲間だということを再認識させられてしまった。
ﾙﾌｨ「ずっっっと一緒に旅してきた仲間なんだよ!!」
ｱｲｽﾊﾞｰｸﾞ「だったらもう、眠らせてやれ……!!すでにやれるだけの手はつくした。」
メリー号をもう一度走れるようにしたのは、メリー号の声を聞いたアイスバーグだった。
ｱｲｽﾊﾞｰｸﾞ「おれは今…奇跡を見てる。……もう限界なんかとうに超えてる船の奇跡を。
───長年船大工をやってるが、…おれはこんなにすごい海賊船を見た事がない。
見事な生き様だった。」
ﾙﾌｨ「わかった。」
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────
ルフィ達は、メリー号から少し離れたところの小船の上に立っていた。メリー号との別れだ。
ﾙﾌｨ「じゃ、いいか？みんな。」
「ああ。」
「んん!!」
ルフィ1人が、松明を持ってメリー号に近づいていく。松明の炎はパチパチ…と控えめに音を出しながら静かに燃えていた。
ﾙﾌｨ「メリー、海底は暗くて淋しいからな。おれ達が見届ける!!」
そう言って、松明の炎をメリー号へと移した。少しずつ広がりはじめ優しく包み込むように、メリー号を燃やしていく。
すると、空から雪が降り始めた。
その雪をナミが手のひらで受け止めると、メリー号との思い出が次々と蘇ってきた。
『ごめんね。』
どこからともなく声がする。
それは紛れもない、メリーの声だ。
『……ごめんね、ずっと一緒に冒険したかった…。だけど、ぼくは』
ﾙﾌｨ「ごめんっつーなら!!おれ達のほうだぞ、メリー!!
おれ、かじヘタだからよー!!お前を氷山にぶつけたりよー!!
ゾロもサンジもハルトもアホだから、色んなモン壊すしよ!!
そのたんびウソップが直すんだけどヘタクソでよォ!!
ごめんっつーなら……」
『だけどぼくは幸せだった。』
ウソップは服まで涙を染み込ませ、ナミ、チョッパー、フランキー、ルフィは声を上げて泣いた。
ゾロはまっすぐとメリー号を見つめ、サンジは淋しさを紛らわすかの様に煙草を吸い、ハルトは静かに目を閉じた。
『今まで大切にしてくれて、どうもありがとう。』
ラッキーアイテム
フランキーの作業道具
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kiho(プロフ) - ミチルンルンさん» コメントありがとうございます！頑張ります！！ (2022年8月23日 1時) (
レス) id: 6f3f23db9f (このIDを非表示/違反報告)
ミチルンルン(プロフ) - はぁ好きが溢れる7thの方でもコメントさせて頂きました！ほんとに好きが溢れてます（？修正頑張ってください🔥🔥 (2022年8月22日 22時) (レス) @page50 id: 107ef6d634 (このIDを非表示/違反報告)
kiho(プロフ) - くろえもんさん» 現在シリーズ自体を少し修正中です…詳しくは【7th】の【お知らせ】にて説明します。ご迷惑をおかけして申し訳ありません(泣)少し時間がかかってしまうかもしれませんが、できるだけ早く終わるように致します。 (2022年3月30日 7時) (レス) id: 6f3f23db9f (このIDを非表示/違反報告)
くろえもん - 今続き読もうとしたらパスワードがかかってしまったのですが😭どうすればよろしいでしょうか (2022年3月30日 0時) (レス) @page34 id: 28363d7c26 (このIDを非表示/違反報告)
ラノ - はい！！これからも頑張ってください！！応援してます！！楽しみに待っていますね！あと！夢主君とても格好いいです！作者さんならきっと！物凄く有名になりそうです！！ (2018年9月20日 21時) (レス) id: dcb510a2f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kiho | 作成日時：2018年2月6日 1時
