魔法少女 MagicalMiracle

４ー３ ページ27

そして、その時が来た。

なんかプールの水が渦巻いてね・・・って思ったその刹那。

私と莉穂以外のこの場所にいた人たちが一斉に悲鳴を上げた。なぜなら、

突如としてプールの中に人魚の女が現れたのだ。

プールに入ってた人はプールサイドに上がり、唖然とした顔で人魚の女を見ていた。

そんな中で、私はしれっと莉穂に近づき、

心奈「ペンダント、光ってる？」

と聞いた。

莉穂「うん、バッチリ」

ってことはサーヴァントで間違いないね。逆にサーヴァントじゃなかったら何なんだってなるね。

でも、一応確認のために莉穂が目の前に掲げると、針はまっすぐに人魚の女に向いた。

さて、この状況をどうするかだよね。

いくら、みんなの記憶が消せるヒーリングパウダーがあるとはいえ流石にこんだけの人数がいる前で変身はできない。莉穂のときと人数がぜんぜん違う。それこそもっとパニックにさせちゃう。

悩んでいると、莉穂がポケットからヒーリングパウダーじゃない別の粉を出し、みんなにかけた。

すると、たちまちみんなが倒れ始め、穏やかな寝息を立て始めた。

どうなってんの？

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