魔法少女 MagicalMiracle

２ー３ ページ11

悠斗「はいはい、２人共。落ち着いて。心奈さんびっくりしてるから」

おお、悠斗くんの声で２人の喧嘩がピタッと止まったよ。悠斗くんすげぇ。

瑞乃「ごめんなさい！お見苦しいところを見せてしまって！」

瑞乃ちゃん、すっごい勢いで頭下げてるよ。逆に怖いんですけど。

心奈「いいよ、全然。というよりあの男の子の名前が気になるんだけど」

祈「宇佐見祈。呼び方は何でもいい。明泉小学校６年生。瑞乃と悠斗の幼なじみ」

へぇー、３人は幼なじみなんだ。道理で仲がいいわけだ。でも、祈くんだけ小学校違うのか。校区の問題かな？

祈「唐揚げ的なメンチが食べたい」

・・・は？唐揚げ的なメンチって何？

瑞乃「こいつの言うことはあんまり真剣に聞かないほうがいいですよ。頭おかしいんで、この人」

意外と瑞乃ちゃんって辛辣だね。

というか立ったままはちょっときついからどっかに座りたいんだけどいいかな？

瑞乃「そろそろ魔法少女の話をするんで、心奈さんはそこにあるソファーに座ってください！」

心奈「はーい！」

なんで小学生だけの秘密基地にソファーがあるのか謎だけど、細かいところは気にせず座った。お、結構座り心地いいじゃん。３人はそれぞれの定位置であろう場所に座った。

悠斗「とりあえず魔法少女についてざっくり話して後で質問に答えますね」

心奈「OK！」

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