イチョウの葉【ヒロアカ×鬼滅】 (ページ2)

今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:15,031 hit

夢ページ2

紫の綺麗な藤の花があたり一面に咲き誇る

Aはなんという名前の花かは、まだ知らない
上から垂れ下がる綺麗な花に見入って眺めているだけ

・

Aが藤に見入っているとき、ブワッと後ろから風が舞った

後ろを振り向くと、綺麗な藤の花はなく、黄色が可愛らしいイチョウが舞っていた

そして、そのイチョウの舞の中に一人の髪の長い少年がいる

その少年は、Aを見るなり、優しい眼差しを向けた

《》

少年が口を開き、何かAに伝えているそうだが、距離が遠くてAにはなんて言っているのか、理解ができなかった

やがて風が強くなり、イチョウもそれに伴って激しく舞い始める

Aは強風に目を閉じ、そしてもう一度目を開くとそこは見慣れたベッドの上にいた

・

あの夢を見たのは小学3年生の時

今ではあの少年の顔は忘れてしまったけど、大まかな内容、雰囲気だけは覚えている

結局あの少年は誰だったんだろう？

ぼーっと着慣れたシャツのボタンを閉めながら考える

私、星名A、中学3年生

私は今から雄英高校の試験に挑んでくる

試験と言っても推薦の試験で、推薦だと雄英側は中学生の優秀な生徒、そして優秀な個性を見つけだし、推薦するそうだ

だから雄英側は推薦試験者の個性は把握しているため、推薦の試験は筆記と面接しかない。

あの夢を思い出しながら制服のブレザーを着て鏡の前に立つ

よし、今日は精一杯頑張ろう