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傑の名前を叫んだ

だけど、傑は僕の呼び掛けにも無視をして、天内さんを殺したアイツを追って下に降りていった。

傑一人じゃ、悟を殺したと言うアイツには勝てないと思い、僕も追って下に降りる





「傑!!待て!!」





傑は、術式を使い、虹龍でアイツを容赦なく空中にふっ飛ばすと高度な固さのイカ呪霊を何頭もアイツに放っていた。

僕の声は、多分傑には聞こえてない。

今、ものすごく腸が煮え繰り返っている筈だから






「たっく!!」






自分も術式を使って、10メートルぐらいある大きさの呪霊をアイツが降り立った屋根下から追撃させる

だが、そんな攻撃は余裕で躱して、猿のごとく天元の木の部分をうまく登ると、傑の虹龍がアイツを噛み砕こうと口を開いた

だが、そんな虹龍は呆気なく身体半分を真っ二つに切り裂かれた。

虹龍は裂かれた事によって、重力に逆らいながら建物を破壊していく。







「!!」








傑がいる通路の足場が虹龍のせいで半分が折れて、そのまま劣化していたのか通路が両方とも折れた。

そして、傑はアイツと一緒に何メートルもある高さから落っこちていく。






「傑ッ…!!」






死ぬ気か!?と思いながら、落ちていった二人の後をまた追う。

その時、簡易領域が発動した。

多分、口裂け女のだ。

あの呪霊…仮想怨霊である口裂け女は、質問に答えるまで、お互いに不可侵を強制する簡易領域の開示が出来る。






「!簡易領域が解けた…」






まさかとは思うが、あの口裂け女が負けたのか?

そう思いながら、あと数メートルで追い付きそうな瞬間、傑がいた足場は地面に叩きつけられ、土煙で見えなくなるぐらいの衝撃が襲った。






「っ!!!」






急げ、早くしろ!!と飛行タイプの呪霊に指示を出す

そして、数秒で地面に降り立つと傑の顔を蹴ったアイツ





「お前ッ…!!!」


「んぁ?…あぁ、お前もいたんだったな」


「傑から離れろ…!!」


「お、少しはやるな。」






護身用の呪具を使い、攻撃をするが容易く躱された

…大方、コイツは天与呪縛で底上げされた身体能力の化け物。

接近戦だと、負ける。






「…なぁ」


「…。」


「おいおい、無視なんてひでぇじゃねぇか。まぁいい、少しお前には興味があったんだ、俺の独り言だと思いながらも聞けよ」

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面白い - 凄く好きです!おうえんしてます! (8月24日 0時) (レス) @page35 id: 692c19161a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゴリ | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2023年8月8日 18時

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