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「こっちには天内さんがいるし、人質交換になった場合はこっちが有利で、場所だけ設けて貰えれば、後は…って感じか」


「それに、天内にはこのまま高専に連れてく、硝子辺りに影武者やらせりゃあいいだろ」


「まっ、待て!取引には妾も行くぞ!!まだ、オマエ等は信用できん!!」






必死の様子の天内さんに、悟は、ふざけんなと言う顔をしながら、天内さんを睨み付けた






「助けられたとしても!…同化までに黒井が帰ってこなかったら…?まだっ、お別れも言ってないのにっ…!?」






睨み付けられながらも、自分の意志を伝えた天内さん

そんな天内さんは、自分のスカートをギュッと力強く握り締めて涙を堪えていた。






「…その内、拉致犯から連絡が来る。もし、アッチの頭が予想より回って、天内を連れていくことで黒井さんの生存率が下がるようなら、やっぱオマエは置いていく。」


「…わかった、それでいい!」


「逆に言えば、途中でびびって帰りたくなってもシカトするからな。覚悟しとけ。」







圧をかける悟

たが、天内さんの覚悟は決まったようだった

僕は驚いてる傑に、肩をすくませて見せると、フッと笑った






「傑、あんまり思い詰めるなよ」


「…うん、ありがとう」


「んじゃあ、一旦夜蛾センに連絡いれっから待ってろ。」


「わかった。………天内さん、あんまり悟の事、悪く思わないでね?悟、不器用だからさ…人に何かを伝えるのが上から目線になっちゃう癖があるけど、言ってることは一応正論だからさ」


「………平気じゃ、自分だってお前らに上から目線になってるし」


「…ふふっ、上から目線なのは自覚してたんだね。」


「う"っ」


「こら、A…あんまり、理子ちゃんを苛めない。年下だぞ」


「苛めてないよ、天内さんって表情豊かだからかわいくって」






また、硝子と歌姫先輩とは違った人種に性格だから結構新鮮で少しばかりからかいたくなってしまう。

決して、苛めてるわけではない、からかってるだけだ






「…。」


「あれ、天内さ…ん?顔真っ赤だけど…」


「うぅ、うるさい!!えぇい黙れ!!」


「えぇ…?」


「…Aって無自覚だよね、そう言うところ」


「えぇ…?傑までそんな表情されると、困るんだけど…」

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面白い - 凄く好きです!おうえんしてます! (8月24日 0時) (レス) @page35 id: 692c19161a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゴリ | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2023年8月8日 18時

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