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夏油傑side
「…やっぱり」
帳を再度降ろして、折本里香の破壊した校舎を見て回ってみたら、やっぱりあった。
Aの残穢が
「…。」
なぜ、此処にAが居たのか
何かしらの目的があったからなのか…いや、なければ此処には来ないか
「…もしかして、折本里香を……」
乙骨君が此処に来ることを把握した上で、此処に来た。そして、Aの考えだと、私と同じく折本里香を見に来た可能性がある
「…厄介なことになったな。」
折本里香もそうだが、Aが折本里香を狙ってると言うことになれば…
「…悟に相談………いや、まだ折本里香を狙ってる話をすると、悟も気が重いか」
悟も今は乙骨君の死刑の先延ばしでこの前、上層部とやりあった後だ。
この話が上に聞かれれば、乙骨君の死刑をすぐさまにしようと上層部がやる
この事はもう少ししてから話した方がいいかもしれない、Aが姿を私達に現すまで
それまで、隠しておこう。そう私は思い、補佐官に残穢についての報告は、しないこと。と釘を刺して、その場を一旦補佐官に任せ、私は高専に戻った。
時計が20時になった頃ぐらい、私は自宅に帰宅できた。
「ただいま。」
と、言っても返事は帰ってこず、その声が玄関と廊下に木霊するだけ。
高専卒業して現在、高専から少しはなれた都内よりの高層マンションに住む私は、自分には少し広すぎる部屋で一人で暮らしており、今年27歳。
彼女のかの文字もない三十路手前の男故に、家に帰ってきてまともにご飯を作る習慣がない故に、食生活が乱れまくりの状態の私
そろそろ、自分でもまともなご飯を作るようにしなきゃと思いながらも、私の足取りはソファに向かう。
「…疲れた。」
ボフッと値の良いソファ故に、フカフカでそのまま眠れそうなぐらいに、地味に疲れてた。
乙骨君と折本里香顕現の報告書、そして、あの後の特級案件の任務10件程度
流石に鍛えてると言っても、人間だから疲労困憊で無理だけど、さっさと報告書を作らなくてはいけない。
他の10件程度の任務報告は、県、特級の特徴、被害者人数だけを記載すればいいから、10分程度で仕上げれる…が、特に、折本里香については長ったらしい文章を書かなければいけず、ダルいから早々にやらなくてはいけないのだ。
今日、完徹しそうな気がする。うん
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面白い - 凄く好きです!おうえんしてます! (8月24日 0時) (レス) @page35 id: 692c19161a (このIDを非表示/違反報告)
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