兄の代わりに呪詛師になった話。 (ページ3)

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「悟、天内さん連れて外言ってて」

「りょーかい、天内行くぞ！」

教師対女子生徒の喧嘩を目の前に、一般人を巻き込むわけにはいかず、この場は僕が一応納めることにした。

悟は天内さんの服を着かんで、窓から脱出

僕は女性教師に、TEL番ありがとうございます。と伝えておく

「あぁそれと……天内さんの事なんですが、今日から数日の間、欠席って形でお願いしたいんですがいいですか？」

「えっ…えっと、それは担任に言わないといけないですね。私じゃ対応ができないんで…」

「…だめ、ですか？」

柄ではないけど、捨てられた子犬のような感じで頼むと、何故かキャー！！と悲鳴

えっ、だめな感じかな？

「オッケーですっ！！！」

「ありがとうございます！それじゃあ、暇があったらTEL番に連絡しますね。」

まぁ、しないけど。

そう思いながら、入ってきた入り口から出て悟の後を追う

それほど遠くに行ってない筈だ

「！」

少し遠くに行った所で、大きな音が聞こえた

悟、まさかの街中でやって…

「悟…！」

「！A、遅かったじゃん」

「天内さんの事で少しね………にしても、ビルの窓ガラス全部割れてるってどう言うことだ」

「…テヘ」

「…僕は知らないからね。それより、天内さん、大丈夫？怪我とか」

「！…平気じゃ、怪我もないし……ただ…」

「ただ…？」

「…ぅっ、くろ、黒井がっ」

「黒井さん？何かあったの？」

「黒井が連れ去られたんじゃぁ！！」

黒井がぁ！と低学年の子供のように、どおしよう！！と泣く天内さん

僕は、いつ拐われたのがわかったのか聞くと、さっきメールに黒井さんを拐ったと言う内容を送ってきたらしい

「天内さん…」

「どおっ…しおぅ…」

「……悟、天内さん、とりあえず、傑と合流しよう。黒井さんの事はそれからだ。」

「…そーだな」

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「すまない、私のミスだ。敵側にとっての黒井さんの価値を見誤っていた…」

「そうか？ミスって程のミスでもねぇーだろ」

頭を抱えながら、申し訳ない表情で狼狽えている傑に、悟は、相手は次に人質交換的なことをするだろうと言った。

「！」

「そうか、天内さんと黒井さんのトレードや、天内さんを殺さなければ、黒井さんを殺す…とかか」

「そっ」

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