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「盤星教は解体されたハズだか？」
「別の団体でも根っこは同じさ。」
悟と傑と会話をして2週間後、僕は伏黒甚爾と星漿体の案件の仲介役として仕切っていた韓国籍の元刑事の男、孔時雨と手を組んだ。…と、言ってもビジネスだけどね
「表向きは居抜きみてぇにしてるがな、嫌か？」
「いや、呪いと金が集められればなんでもいいよ。」
僕は、大人しくしている美々子と菜々子の頭を撫でて、よく見てるんだよ？と伝えて、孔時雨に揃ってるよね？と言えば、各支部長、代表役員、会長、その他の太客が居る。と言った。
そっか、とだけ溢して、僕は祭壇に上がりマイクを叩く。
「あーあー、皆さん、お待たせしました。それでは手短に…今、この瞬間からこの団体は僕のモノです、名前も改め、皆さんは今後、僕にしたがってください。」
僕が作り笑顔でそう言うと、反対派の奴らがぞろぞろと出てきて、ふざけるな！や帰れ！と怒号が飛び交った
困ったなぁと内心困ってないけど、口にだして、あぁ、そうだ！とマイクである人物を指名する。
「園田さん、よろしければ壇上へ…そう！あなたです！」
星漿体、天内理子を自分の手を汚さず、伏黒甚爾と孔時雨を通して殺した張本人。
コイツは絶対に殺す。
壇上へ上がってきた園田に僕は、上から呪霊を落とす
「……。」
血液が飛び散って、汚いと思いながら、マイクを手放し、頬についた血液を親指で拭う
「さて、改めて……僕に従え、猿共。」
猿は嫌いだ。
本当に。
血溜まりが出来ている祭壇に、ざわざわとずっとしている奴等や怖がり、逃げ出そうとしている奴等
ホントに、コイツらは強欲だ。
「さて、では僕の言った通りに、この団体は僕のモノになり、名前も改め、僕に従う。そうでなければ、あなた方はこうなる。わかりましたね？」
では。と祭壇を出て、美々子と菜々子の元へ行く。
あ、ファブリーズと除菌しておかなきゃ。
「美々子、菜々子。外にある花壇に水やりお願いしてもいいかな？」
「「はーい！」」
盤星教を脅し、そして自分の手の内にして約1ヶ月弱、教祖の仕事をしながら、僕は双子と楽しく暮らしている。
そして、何かと非術師に酷いことを受けた人をこちら側に引き込んだり、大物政治家や投資家の人間から金を集めたり、猿から呪いを集めたりとしながらやっている。
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