煉獄さーん ページ43
杏寿郎side
やったか…！？
そう思い、姉上と同時に鬼から距離をとる
「…あ、ははははははははははははッ！！！！面白い人間が二人もいるとは！！歓喜高まる！！」
狂ったように喜び叫ぶ鬼
この鬼…全く攻撃が聞いてない…！
「………ふう」
隣に居る姉上は一息息を吐いた
すると、俺が知らない技の名前が聞こえた
「……陸ノ型……」
地獄
ドッと地面を蹴り、その時、爆発と熱風と炎で目の前が見えなくなった
「あつッ…！」
煉獄より熱い炎
ハッ…そうだ！姉上は…！？
「…っ！姉上！！」
土煙が晴れる
「ぐっ……」
「ははっ、ここまで……消耗されるのは……久々だ…！」
ｸﾞｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞｯと歯軋りのように火花が散る
よかった…あの時のように、腹を貫かれてなくて……と何処かで安心する自分がいた
「ッ……姉上！！避けてくれ！！」
"玖ノ型 煉獄"
あの、姉上がやった地獄よりかは威力は弱いと思うが、地面をえぐるほどの威力をはかるものを放つ
「姉上！無事か！？」
「無事……だけど……杏寿郎の技を繰り出したあとに、逃げやがった……あの鬼」
血筋を立てて、怒りを露にする姉上
珍しい姿に、俺は喉を鳴らす
恐怖
身内にこれほど恐怖感を沸いたのは、姉上だけだろう
怒りを露にしている眼球だけで、人を…鬼を圧倒する程の威力があった
苛つき
焦り
それが、姉上の瞳からわかる
俺はすこし戸惑ったが、姉上に声をかけた
「姉上…」
「……………行こう、夜が明ける、炭治郎君達と合流したあとに、"胡蝶"の所に行って治療」
「そのあと、炭治郎君達と宇髄、杏寿郎は自分達の屋敷に戻って」
俺はその言葉に何故かと聞いた
すると、姉上はいいから、と言っていた
「あの鬼は……鬼舞辻無惨より、厄介かもしれない」
ぼそりと呟いた声に俺は背筋を伸ばした
冷や汗がつぅーと背中をたどった
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氷翠 - 一気読みしました！夢主生き返ってくれて良かった・・・最初の方読んでて泣きそうになった。如何か続きを恵んで欲しいです！ (2019年11月2日 13時) (
レス) id: 3797fcfa5c (このIDを非表示/違反報告)
心(プロフ) - とっても面白いです！続き楽しみにしてます！ (2019年8月22日 16時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
マヤ(プロフ) - お話とても面白いです！が、所々誤字や言葉の使い方が可笑しいところがあってちょっと残念です… (2019年8月20日 23時) (レス) id: 8b61f2be02 (このIDを非表示/違反報告)
ライ(*^ω^*) - 好きです！！ここの猗窩座さんは女にも攻撃するタイプ (2019年7月30日 23時) (レス) id: 5d54a1123b (このIDを非表示/違反報告)
フレンチ - 始めまして、フレンチと言います！いつも素敵なお話し有難うございいます。どのキャラとの絡みもサイコーで、一気に読んでしまいました笑。 (2019年7月29日 22時) (レス) id: 0395a8b6c7 (このIDを非表示/違反報告)
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