煉獄さーん ページ40
宇髄side
ザッザッザッと草を踏みながら、道じゃない道を進む
Aを担いで
「何時になったら、鬼出てくるの………早く出てきてよ……早くこの森から出ていきたいよ…」
「あー、死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ、死ぬってこれ…死ぬよ俺」
なんなんだよこいつら…
呪いみたく、ブツブツブツブツと呟く二人に俺達はすこしうんざりしていた
いや、これをうんざりしないやつはすげぇやつだわ
あの、煉獄さえ多少のうんざり感をにじみ出している
「…ねぇ、宇髄」
不意に声をかけられて、担いでる方のAに目をやる
「あ？」
「妻さん達すごくきれいだよね」
突然嫁のことを言われて、戸惑った状態で返事をする
「どうやったらあんなに綺麗兼可愛い兼小綺麗な人達みたいになれるんだろうか」
乙女の悩みってやつを俺にグチグチと言ったAに俺はすこし悩んで言った
「…俺はそんなに知らねぇけど、案外色々とやってるみたいだぜ？」
「何を？」
「…なんだろうな」
考えてみれば俺は嫁達が自分達を綺麗に見せるために何をやってるのかはあまり知らない
………たまには、嫁の近くに寄り添ってやらねぇとな
そんな、感傷に浸ってるときに俺に当たりを強くしてきたA
「わからねぇのかよ」←
「なんか、敬語なしで話せって話さしたとたんにめちゃくちゃ口悪くなったよな、なんなんだよ」
血筋を立てて、ジロリとAをみる
コイツ、一言一言余計なんだな
「元々だよ」
「元々ってすごいな」
こいつ、元々口が悪いってことは全員の前では大人しいですよ系演じてるってことか？
「違うし、毒舌にしてるのは宇髄だけだよ」
「うそだろ、おい」
「だって、言っちゃあ悪いけど、昔柱になるときに私に気配を消して近付いて、驚かしたこと…忘れてないからね？」
………あー、あのときか
あんとき、挨拶回りで柱に挨拶してるときに、数ヶ月で柱になったって奴がいるて聞いてて、少しだけ、試しに気配を消して近付いたんだっけな
あのとき、刀を頚に押し付けられそうになったんだっけか…
あんとき、避けてなかったら俺の首は今じゃあ飛んでるんだろうな…
「あー……あれは、その……ド派手に驚かそうっておもってよ……」
「ド派手所か私刀抜いたよ、あのとき、宇髄が避けなかったらその首が無くなってたかもだからね」
「…あぁ」
コイツ、もしかしたら嫁より怖ぇかもしれねぇ…
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氷翠 - 一気読みしました！夢主生き返ってくれて良かった・・・最初の方読んでて泣きそうになった。如何か続きを恵んで欲しいです！ (2019年11月2日 13時) (
レス) id: 3797fcfa5c (このIDを非表示/違反報告)
心(プロフ) - とっても面白いです！続き楽しみにしてます！ (2019年8月22日 16時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
マヤ(プロフ) - お話とても面白いです！が、所々誤字や言葉の使い方が可笑しいところがあってちょっと残念です… (2019年8月20日 23時) (レス) id: 8b61f2be02 (このIDを非表示/違反報告)
ライ(*^ω^*) - 好きです！！ここの猗窩座さんは女にも攻撃するタイプ (2019年7月30日 23時) (レス) id: 5d54a1123b (このIDを非表示/違反報告)
フレンチ - 始めまして、フレンチと言います！いつも素敵なお話し有難うございいます。どのキャラとの絡みもサイコーで、一気に読んでしまいました笑。 (2019年7月29日 22時) (レス) id: 0395a8b6c7 (このIDを非表示/違反報告)
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