辞めなきゃ良かった ページ21
諸伏景光side
ちょっと、突然過ぎたかなって思いながらも、琥珀色に光る瞳で俺の事をまっすぐ見てくる屍さん
廊下が少し薄暗いってのもあって、琥珀色の瞳が良く映えてた
「…それ、君達に関係あるかな?アタシが誰と距離を置こうが、詰めようが私の勝手じゃない?」
正論だった、彼女の言ってることは正しくて、その言葉にめげずに、でも…と続ける
「…君がいつも一人だから」
「は?」
「俺達は他人だけど、それでも同期って立場は変わらないし、俺は、屍さんと仲良くなりたい。」
「……。」
今の言った言葉、何処か可笑しいところ絶対あったと思いながらも、目の前に居る屍さんの顔を見ると、あっけらかんとしてた
「えっ…と、屍さ「あはっ、あはははっ!」?」
「ふっ、ははっ…突然なに言い出すのかって思えば…もろこし?「諸伏」あぁ、諸伏君ね、諸伏君って真面目なバカだね」
「?真面目なバカって…」
「自分が死ぬ時のことは知らないけど、生き様で後悔はしたくないタイプってことかな?そうじゃない?君」
ケラケラと笑いながらも、図星を言われた
俺は自分が死ぬことはその時にしか分からない、けど生きることで後悔したくない、俺はそう言うタイプで、俺の両親を殺したあの人を逮捕したくて、警察学校に入ったようなものだ。
だから、何にも言えなかった
「それに諸伏君ってさ、他人の為に本気で怒ることができるでしょ?自分の身内や仲間が悪さしたらちゃんと叱る」
これも図星だった
零が悪い事をしたら零を叱ってたのは俺だったから
「……そー言う奴が私達の世界ではすぐ死ぬんだよ」
「!…それって」
「君達が知らない世界だよ。」
それだけを言うと、屍さんは、じゃあおやすみとだけ言って俺より先に部屋に戻ってしまった
「君達が知らない世界…か」
屍さんの抱えるもの、それは俺や他の人には分からないものなのは何となく理解できた。
俺もこの前、両親を殺した犯人を捕まえる前までは、零やおばさん達以外には話せなかったし
屍さんが去ったあと、数分そこに立ち尽くして立っていたら、おい、って聞き慣れた声が聞こえた
「何あったのか、景の旦那?」
「!松田…いや、何でもないよ」
「そうかよ…。」
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ゴリ(プロフ) - 猫背さん» コメントあざますっ!!更新頑張ります! (5月16日 20時) (レス) id: 45f1476b11 (このIDを非表示/違反報告)
猫背 - めっちゃ面白かったです..更新頑張ってください! (5月16日 19時) (レス) @page15 id: 2c7947eccb (このIDを非表示/違反報告)
ゴリ(プロフ) - 雪見大福さん» コメントあざますっ!!無理して書かないように頑張ります (5月16日 13時) (レス) id: 45f1476b11 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってかください (5月16日 13時) (レス) @page11 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
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