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「傑、今回僕があれを取り込んでいいかな?飛行系少なくて欲しいんだ。」
「良いよ。じゃあ、生け捕りだね」
「で、俺が動き止めてれば良いわけね。」
午後の任務に赴いた僕達は、呪霊と戦っているが悟一人で終われる程で、悟の言葉に、お願いね。と言えば、がってん承知の助!と言って呪霊に突っ込んでいった。
悟の戦闘スタイルは、至近距離か中距離戦が得意分野で、無下限があるから怖いもの無し。少しばかり、羨ましいとは思う。まぁ、力業の喧嘩は僕が強いかもだけどね
「A!今だぜ!」
「ありがとう、悟」
手をかざして、あの禍々しいゲロ玉にする。
味なんて最悪、だけど手駒を増やすために飲み込む。
ゴクン、と喉がなり口の中は最悪。
「…A」
「…平気だよ、心配しないで?じゃあ、補佐官さんに報告して渋谷の駅前で下ろして貰おう。あそこ等辺に美味しいラーメン屋さんあるんだ」
「ウェーイ!早く行こうぜ!」
「そうだね、悟。傑、行こうか。」
「…うん、行こう」
「うっま…」
「ふふっ、悟の顔面白いね。」
「だって、うめぇんだもん。」
「Aの選ぶ店は外れがないからね。」
ズッ、ズッズズッーとラーメンを啜る二人に、ありがとうと伝えれば、今度、Aと任務被ったら、他のところも連れてってと悟にお願いされた。
勿論と答えれば、嬉しそうに笑っていて、性格除けばほとんど良い男なんだよなぁと男ながらに思う。
「五条君、Aは一応私の弟だからね」
「は?んなの知ってるわ。あ、もしかして取られるって思っ…「悟?」………チッ」
「傑、傑もあまり煽らないで?悟は短気なんだから」
「A、無自覚で地味に罵ってるって分かってる?」
「さぁ…?なんの事だか。」
そう言いながら、ズルズル〜とラーメンを食べた。
うん、旨い。
「あ、なぁ」
「ん?」
「帰り、コンビニ行きたいんだけど…良い?アイス食いたい」
「いいよ。あ、もしかしてこの前教えたアイスにハマってるの?」
「あー…まぁ?」
「へぇ、君でもアイス食べるんだ」
「は?馬鹿に「悟」…食うに決まってんだろ。」
「ぷっ、君もAには太刀打ちできないね。」
「傑もやめろ、僕を間に挟みながら」
ホントに懲りない二人に少しばかり嫌気が差す。
けど、そこがなんだか僕にとって少しばかり大切な居場所っぽくなってる気がしている。
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スコッチ大好き - ファンになりました。 (8月30日 18時) (レス) id: 0f07dfea71 (このIDを非表示/違反報告)
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