兄の代わりに呪詛師になった話。 (ページ7)

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五条悟side

入学して約３ヶ月、初めての友達が出来た。

それも、二卵性の双子で胡散臭い感じではあるけど、俺が知らない物を知ってる、すげー奴

「あ、悟居た…悟、今日の午後から僕と傑とで任務だから忘れないようにね」

散歩で廊下を歩いていれば、偶然Aとその兄貴に出会い、Aにそう告げられる

俺は、マジで？ダル～と言いながら、此方を睨み付ける片割れ

ははっ、ウケる。絶対、俺に嫉妬してるじゃん

「よぉ、片割れちゃん。腹でも下したかのように顔つきが怖いぞ？」

「え、傑そうなの？」

「いいや、ただ…君の方は暇人なのかなぁと思ってね」

は？

何、コイツ

「何？俺が暇そうに見える？ははっ、逆にお前の方がのんびり屋さんに見えるぜ？トドみてぇな感じにな！！」

「は？なら君は豚かな？」

「ははっ、二人ともやめなよ。こんな廊下のど真ん中で………みっともないな、ホントに」

冷めた目線で俺と片割れをみる目に、あっ…となる。

Aと出会って、ちょくちょく遊ぶごとにわかったことがあって、Aは五月蝿すぎると冷めた目線で人をみる傾向と言葉が冷たくなってある意味、心にグサッとくるような感じにもなる。

だから、Aの目の前ではあんまりギャーギャー騒がないようにしてた。

けど、片割れのガンに耐えきれなくて結局痴話喧嘩。

「…ご、ごめん。」

「…ごめんね、A」

「………16になるんだ、あんまり公共の場とかで騒いだり、喧嘩したりしないことをおすすめするよ。傑も悟も喧嘩早いんだ、夜蛾先生の鉄拳を食らうのは嫌だろ？」

「「…うん」」

なら、喧嘩しないこと。と母親のような言い方の後に、じゃあ任務が終わったら、ラーメンでも食べに行こうか。と言われた

…えっ！

「ラーメン！？マジで！？行く！」

俺、ラーメン食べたこと無い！と言えば、Aは微笑ましく笑っていて、片割れは、マジかよって顔。

「傑は？」

「…もちろん、行くに決まっているだろ？」

「じゃあ、喧嘩せずに任務をさっさと終わらして行こうね。」

喧嘩と言う単語をわざと言ったA

俺と片割れはそれを無視して、さっさとラーメン食べたいな～と俺は呟いた。

…友達とラーメン……か、なんか嬉しいな。

つーか、新鮮？