2 ページ18
izw side
さっきからイライラする。なんでそんなにニコニコしてんだよ。
お前の彼氏は俺だろ!!!と言いたくなる気持ちを必死にこらえる。
この3日間、俺は地方での仕事が続き、全く東京に帰ってこれなかった。
電話ではAと話せたものの、同棲している身としては3日間も会えないのはつらい。
しかも、打ち上げがあったせいで帰ってきたのは今朝だ。
同棲しているマンションに帰ろうかと思ったが、朝から俺のせいでAを起こすのは申し訳ないと思い、オフィスに戻ってきた。
そして、やっと、帰ってきたというのに…
A「こうちゃん!今度の企画なんだけど…」
wtnb「あ、僕が提案したやつですね…」
2人は楽しそうに話している。しかも…近い。
ここは社長として威厳を保ちつつ…と思っているが近すぎるだろ!!!!!
大体、なんでAはそんなに近いのに何も言わないんだよ!!!
離れろよ、こうちゃん!!!というか渡辺!!!!
気が狂いそうになる気持ちを落ち着けて、何とか珈琲を流し込んだ。
そしたら…
wtnb「あっ!そうだ!!今度〇△の収録が一緒でしたよね!!!」
A「…そうだね!!!私こうちゃんが一緒で嬉しいなー!!頼っちゃお!!」
俺だって何度も一緒にテレビに出ただろ!!!一回も言ったことねえじゃん!!!
しかも、今こうちゃんの腕触った!!!お前が触れていいのは俺だけなのに…
だめだ、この部屋にいたら嫉妬で狂いそうになる!!!
何とか表情を崩さず部屋を出て、コーヒーを作るために給湯室に行くと、
ymmt「え?うまくいかなかったの?伊沢さんもっと動揺するかなって思っ…あ。」
izw「俺が…動揺するって?」
ymmt「いや…その…えっと…」
電話口からはこうちゃんの驚いた声が聞こえていた。
あー、なるほど。そういうわけね。全てを察した俺は、にこやかでどす黒い笑顔を浮かべていた(はず)
部屋に戻った俺はテキトーに荷物をまとめ
Aの手を引っ張りながらオフィスを後にした。
途中Aが慌てた様子もあったけど、気にしない。
「あ、山本とこうちゃん、明日は俺もAも休むから福良さんに言っといて。
理由は2人ならわかるでしょ?」
2人の固まったような申し訳なさそうな表情がすべてを表していた。
Aにはちゃーんと罪滅ぼししてもらわなきゃね。
今夜は寝かさないよ、Aちゃん。
Jealousy(嫉妬) / fkr→←Jealousy(嫉妬) / izw
37人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
こえおん - 私にはなんでこんなに酷評されているのかわかりませんが私は好きです!これからも頑張ってください! (2021年9月21日 23時) (レス) @page17 id: 68c918356f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:もちむぎ。 | 作成日時:2021年9月19日 21時