How to solve this Question? (ページ17)

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Jealousy(嫉妬) / izw ページ17

your side

オフィスで動画の編集を終え、椅子の背もたれを利用して大きく背伸びすると収録を終えた撮影部屋から手招きする２人の姿が見えた。ニコニコしながら何となく怪しい動きだが、目線の先には私しかいない…仕方なく立ち上がって撮影部屋に向かった。

２人とは、山本くんとこうちゃん(いわゆる可能性コンビ)だった。

ymmt「Aさん、伊沢さんにどっきり仕掛けません？」
A「何かと思えばどっきり？私、やったことないけど、すぐバレちゃわない？あの人警戒心強いよ？」
ymmt「いや、今まで動画で何回もやりましたけど、全然バレませんよ。ね、こうちゃん」
wtnb「そう、そう。それに、Aさんが仕掛け人とか絶対思わないから大丈夫ですって！！！ねっ！！ねっ！！！」

しまった、忘れてた。この末っ子コンビに頼まれると断れない…
純粋そうににこにこ笑ってるけど、バレた後のこととか考えてないんだろうな…きっと
怒るぞ…拓司。
私の心配をよそに、２人はノリノリで計画を立ててしまい、ドッキリをする日は刻々と近づいていったのであった。

〈数日後〉

A「おはようございまーす。」
izw「どうしたの？なんか元気ない？？」
A「ううん、何でもないよ。」

どっきりを仕掛けるのが不安すぎて眠ってないとは言えず、この時ばかりは前日の地方の出張をありがたく感じた。同棲している日頃であれば、もはや仕掛ける前からバレバレだったであろう。

何となく笑顔を作り、いつもの作業机につくと、携帯が鳴った。
新着メッセージは山本くんからだった。

「①伊沢さんに見えるように、こうちゃんと近づいて話をしてください♪」

…こうちゃんに目線をやるとにっこりしている。仕方ない。

A「こうちゃん！今度の企画なんだけど…」
wtnb「あ、僕が提案したやつですね…」

かなり体が密着した状態でソファに座っている。
気になって拓司の表情は見るが、仕事に集中してるようだった。

すると次のメッセージが来た。

「②こうちゃんと仕事が被って嬉しいアピールをしてください♪」

wtnb「あっ！そうだ！！今度〇△の収録が一緒でしたよね！！！」
A「…そうだね！！！私こうちゃんが一緒で嬉しいなー！！頼っちゃお！！」

かなりわざとらしくアピールしたが…拓司は全く気にしてなかった。
というよりも興味なさそうな表情で部屋を出ていってしまった。

「もしかしたら好きなの、私だけ？」
小さなつぶやきだけが残った。