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your side



第一印象は、犬だった。笑

同じクラスの山本くんは謎解きの好きな男の子だった。

毎回多くの同級生が、謎解きバトルに巻き込まれ、解けなかったら悔しがるという構図ができていた。

そんななか、クイズが好きだった私はその謎解きバトルに参加するようになった。



基本、毎日の謎解きは、想定の範囲内のものも多く、予想以上に答えられた。

私が正解を答えると、山本くんはわかりやすくしかめっ面になる。

そんな姿が面白くてたまらなかった。

そして同時に自分に好意を向けてくれる相手に喜びを感じた。



気づけば毎日の謎解きはまるで形を変えたコミュニケーションになっていた。
そして、私が正解するたびに彼は不満そうに口を尖らすのであった。



しばらくして進路選択の時期が来た。
高校での進学希望は、山本くんを見て選んだ。
困ったら助けてくれそうだから。



そして私たちは互いに同じ大学に行った。(彼は気づいていなかった。)
大学に行っても、山本くんは私に問題を出してくれた。
そしてそれを解くたびに、山本くんはわざとらしく不機嫌になった。


その後QuizKnockに声を掛けられた山本君の紹介で
私はライターとして参加している。
あの日以降、私はずっと山本くんの謎解きをしているが、
あいにくこちらの思いは伝わっていないようだ。いつになったら伝わるのだろうか?


―――――――――――――――――――――――――

ymmtのいないオフィスの会議室で…

A「いい加減気づいてくれませんかね・・・両想いだって。」

izw「へぇ、両思いなの?」

A「そうじゃなきゃ、同じ大学に行くために頑張ったり、QuizKnockにも入ってません。

私の思いも、早く伝わってほしいんですが…」

izw「そうなんだ。Aさんが山本のこと、好きでよかったよ。

入ってもらえてないかもしれないじゃん。

だけど、どうしてこんなにわかりやすいのに気づかないんだろうね。」

A「他に好きな人、いるんですかね?」

izw「さぁ…?」





山本くんがちゃんと自分の気持ちを私に伝えてくれるのはもう少し後のことだった。

Jealousy(嫉妬) / izw→←Encounter(出会い)/ ymmt



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こえおん - 私にはなんでこんなに酷評されているのかわかりませんが私は好きです!これからも頑張ってください! (2021年9月21日 23時) (レス) @page17 id: 68c918356f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もちむぎ。 | 作成日時:2021年9月19日 21時

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