How to solve this Question? (ページ4)

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your side

高校生クイズの本選に残れなかった私たちは、何も変わらない日々を過ごしていた。
強いて言えば、「優勝した開成高校の伊沢くんと話した」と言えば多くの子がいいなぁとうらやむぐらいのものだった。内心とっても嬉しかった。気づけばこの時から気になってたのかもしれない。

さて、そんな夏休みの終わりがけ、事件は起こった。母が病気で倒れたのだ。
翌月からの学費さえ払えなくなった私は夏休み中にひっそりと退学し、バイト漬けの日々になった。それは同時に私とクイズの永遠の別れを表していた。

「たった１回でもいい、伊沢くんに会いたい」そんな思いが芽生えたのはその頃だった。
しかし、多忙すぎる毎日の中で、それは不可能だった。

その後母もなくなり、たった一人になった私は少しでも良い給料の仕事であるテレビ関係の仕事についた。そんなある日、打ち合わせを何となく見ていると驚いた。伊沢くんがテレビに出ているのである。

慌ててスマホで検索すると、伊沢くんはとんでもない人になっていることが分かった。
同時に距離の遠さも感じた。

「いつか仕事がしたい。もう一度伊沢くんに会いたい。」そんな思いを隠してプロデューサーに頼んだところ、収録の参加をしぶしぶОＫにしてくれた。そして問題を解く伊沢くんの姿に心が震えた。

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izw「あの…プロデューサーさんにお願いなんですが、この後の問題も彼女に解いてもらっていいですか？彼女の方がわかりやすいので」
A「えっ！私、もう何年も解いてないよ！！」
izw「大丈夫！だってさっきの問題の間違い気づいたんだから！計算するときのクセもそのままだったし。頼りにしてるよAさん。」

その後の収録は、最後まで一緒に問題を解き、伊沢くんのは何度も確認に来てくれた。
「助かる―。」「やっぱ、そうでしょ！」「あってる、あってる！！」そんな声を聴くたびに心は熱くなった。私のクセまで覚えててくれるなんて嬉しくてたまらなかった。

ほんとはもっと話したい。そばにいたい。
でもそんな思いは胸の中にしまった。

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izw「俺のかっこいいところは？」
『えっ？』
izw「いつになったら、かっこいいとか言われるのかな！」
『そんなの一番の彼女が言ってくれるだけでいいでしょ。』
izw「確かに。」