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北の塔に着くとエレベーター内でも分かるくらいに凍てつくような寒さが晶に襲いかかった
真冬の時のように息が白く曇った、エレベーターの窓から覗き見た景色は正しく白銀の世界であった
寒さにがたがた震えるが、晶は目に映る景色に魅了されていた
「(空気が澄んでる……。雪と、森の、原始的な匂い……)」
「(白い山脈も、鮮やかな空の青も、本当にきれい……)」
晶と同じことを思ったのか、リケは窓から身を乗り出す様にして、外の景色に見惚れていた
彼から「きれい」という呟きにカインが相槌を打つ
カインが前に来た時は悪天候であったが、晴れていつ時の北の国は美しいなと窓に目を向けた
テミスも「そうですね」と微笑む
アーサーにとっては第二の故郷のため褒められるのは嬉しい
エレベーターから降りてアーサーにオズの城へ案内してもらう
「賢者様。あの山脈を越えた、高い山の果てに、オズ様の……。」
「………っ。」
ふいに、強い風が吹き付けた
カインやテミスが晶達より、前に出る
カインは剣の柄に手をかけていた
あの不自然な風は魔法使いの存在のしるしだと晶はだんだんわかってきた
強い風がやわらぐと、そこ長身の人影が見えた
その人影の正体はオズだ
「……オズ様……。」
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菊春 - 佐倉紗南さん» 他の作品のこともありますので、早くとは言えませんが、次も良かったと言ってもらえるように尽力します！コメントありがとうございます。 (10月26日 18時) (
レス) id: b382f7d8ff (このIDを非表示/違反報告)
佐倉紗南 - 続きを早く見たいです! (10月25日 0時) (レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉紗南 - すごく良かったです!更新頑張ってぐださい！楽しみに待ってます! (10月23日 0時) (レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉紗南 - 続きを早く見たいです! (10月22日 0時) (レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
菊春 - 佐倉紗南さん» 励みになります！ありがとうございます！更新頑張ります！ (10月21日 9時) (レス) id: b382f7d8ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菊春 | 作成日時：2022年11月5日 16時
