て ページ4
校庭の恥の方からサッカー部を眺める
……サッカー部って言っても私が見つめてるのはコネシマだけ
ほんと、サッカーやってる時はかっこいいんだから…
「Aー！！今の見てたかー！？」
ブンブンと手を振って、笑顔で私を呼ぶの
「見てる見てる」
かっこいいよ、誰よりも
素敵だよ、好きだよ、
こうやって素直に言えたらいいのに
プライド高い私はできないんだ
誰よりも、あんたが1番格好いいに決まってんじゃん
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あれから部活を終え、コネシマとショッピくんのみ自主練
ショッピくんも大変だよなぁ…
呑気にそんな事思ってたらコネシマと目があった
「あっ、Aー！ボール出してくんね！？」
「は？」
なんで私がボール出ししなきゃいけないの…
こんな事思いながらもサッカー部の方へ小走りしながら行く私は案外チョロい奴なのかもしれない
「どうやって？」
「普通に、ポーン！って！！」
「適当に？」
「そうそう！！」
「なんかすいません、付き合わせちゃって」
「あ、いえこちらこそ私の馬鹿がすいません」
ショッピくんに頭下げられたから、私も下げ返した
ショッピくんとは顔見知り程度、コネシマに紹介されたたけ
「こいつ、俺の幼馴染のA！」
なんて言われたんだっけ、
……てか、「私の馬鹿」って、「私のコネシマ」って言ってる見たいじゃん
やば、なんか今更恥ずかしくなってきた
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作者名：志知 | 作成日時：2019年8月7日 13時
