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Aside







それからお父さんの車に乗り込んで音羽さんの家に向かった
小学校の帰りに見る家と比べて少し大きな一戸建て
玄関を開けると音羽さんのお母さんが「おかえりなさい」と言ってくれた







音「ただいま、は?」

『………ただいま、です』

母「あらかわいい子じゃない!これからよろしくね!そんなに固くならないでいいからね(笑)」







家に入って自分の部屋となる場所を紹介された
荷物を置いてリビングに行くとご飯が用意されていた
みんなで「いただきます」と言ってご飯を食べ始める







音「今日もお母さんのごはんおいしー!……って、A食べないの?」

母「からあげ嫌いだったかしら?」

『いや、食べます……美味しい、』

母「よかった(笑)細いんだからちゃんと食べて大きくなるんだよ!」








施設のご飯も美味しかったけど、音羽さんのご飯はそれよりもとても美味しかった
何故だろう、、心が温まる感じがする
こんなにニコニコしながらご飯を食べたことがなかったからなんだか変な感じ
でも嫌ではなくて心地よい







『ごちそうさまでした』

母「綺麗に食べれたね、えらいえらい」ナデナデ

父「ご飯も食べたし、明日はお父さんも休みだから今日はAが記念としてみんなでゲームしようか!」

音「やった!」









……ゲーム?なんだそれ








『……あの、ゲームって?』

音「ゲームやった事ない?このゲームはねコントローラーを車のハンドルみたいに回して誰が1番か勝負するんだよ!ゲーム苦手なお母さんとお父さんでも出来るからAもできるはず!」

「「失礼ね!(笑)/失礼だな!(笑)」」

音「ホントのこと言ってるだけだもーん」

父「今日のお父さんは一味違うぞー?」

母「お母さんだって最近みんながいない間練習してるんだから!」

父「あ!だから先月の電気代少し高かったのか!」

母「それはあんまり関係ないでしょ!」









音「仲良いじゃろ二人、自慢のお母さんとお父さんなんだ〜(コソッ)」

音「言ったら調子に乗り出すから言わないんだけどね(笑)」

音「私はね、Aともこんな風に言い合い出来るくらいの関係になりたいと思ってるんよ、Aは?」

『…なりたいです』

音「じゃあ敬語もなし、お姉ちゃんって呼んで!」

『えぇ、難易度高すぎじゃ、』

音「いいじゃん!憧れだったの!ね?!」

『は…うん、』







※いきなりの広島弁ですいません(笑)

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作者名:もーん | 作成日時:2021年1月6日 11時

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