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その12 ページ23

――山本はしばらく考えると、思いついたように人差し指を立てる。


山本「中島みゆきのCD聞いて号泣とか」


「それは悲しみを乗り越える方法だろーが!!!」


オメーホント妖怪か!?後チョイス古いよ、古すぎてもう今の子わかんねーよ!


完全にふざけた解答に深い溜息をつくと、山本は「俺も貴様と同じよ」と返す。


山本「己が闇を直視できず、目を逸らしたが為闇に呑まれた。

人は誰でも心に闇を持っている、吐き出す事などできん。



だが醜い自分から目を背けず、正面から見据えてやれば闇はそこにあるだけよ。」



――己の陰を嫌う前によく見てみろ、

その陰の先にある光を。




山本「貴様は何故母ちゃんに置いてかれて腹が立ったんだ、


何故母ちゃんと誕生日を一緒に祝えないと不満なんだ?」


そう問われると、私はその答えを不思議に思う。



……そうだ、そもそも母ちゃんの事が嫌いなら別にここまで彼女が死んだ事に執着なんかしない。


約束なんて、どうでもいいと思うハズだ。


なのに、私は未だに未練がある、という事は…?



(……私は、



母ちゃんの事が……)



「とみ子ーッ!!」



――答えが喉の奥から出かけたところで、私はそんな親父の焦った声によって妨げられる。


海人「あれ、何、また喧嘩!?」


振り向けば走ってきたのか、ヅラを抑えた親父が私達を見ていた。


だがそんな事はどうでもよかったのか、彼は「ちょっと来てェ!」と私の腕を掴んでまた走り出す。


ちょっ…何!?


「何なのよ、クソ親父!!?」


山本「かッ、苦しッ!!


た、たすけ…ガハッ…」




…あ、山本の包帯持ったままだったの忘れてた。



ーーー

※ちなみに回想の時五条さん達は18歳です。

天上天下唯我独尊系の五条くんフゥ〜⤴

第三話『坂田さんと新しい坂田さん』→←その11


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作者名:勇者の人 | 作成日時:2021年2月27日 10時

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