97話 ページ2
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ママと兄ちゃんはあの後色々とやる事などが
あるからと帰り、あたしは1人 病室のベットから
流れるニュースを眺めながら
簡潔に聞かされた話を頭の中で考えていた。
『…』
狙われてたのが爆豪で、それを
狙ってやってきたのはヴィラン連合…ってやつら
襲ってきた連合の中には洸太の親を亡き者にした
やつもいたらしい…あのつぎはぎ男……あいつも
ヴィラン連合の1人って聞いたな。
『今年、厄日なんかなぁ…』
＿＿＿
足の怪我も良くなってきたので、というより
治りが早かったので退院してもよいと病院から
許可がおりてただいま家のソファーに寝そべっている
学校が始まるまでゆっくり、したいし、なんなら
響香に会いに行きたい……
｢Aちゃんお腹すいてない？パパがなにかつくって
あげるよ？あ、それともお眠さん？子守唄歌ってあげようか！？飲み物は？いる？パパがついできてあげるよ、は！
もしかしてまだ怪我痛むのか！ちくしょう敵め！よくも
俺の可愛い天使に＿｢親父うるさい｣＿うるさい！！？｣
りっくんパパになんてこと言うんだぁ！と騒がしい
父親のせいでゆっくり出来ないほんとに煩い
｢こいつが退院してかえってきてから
今日の昼までマジでうるせぇ疲れ知らずかよ｣
おっさんの癖に歳考えろよ。と呟く兄 戮が
ひょっこり現れてそう話す
｢かわいい娘が元気ないんだぞ！？｣
『うるさい』
｢Aちゃんッッ｣
｢本当にウゼェあとりっくん呼ぶな｣
｢りっくんッッ｣
泣いちゃった。いい歳したオッサンが
｢あなた煩いわ｣
｢秋白…｣
｢戮もAも 一応カイさんはこれでも
父親なんだから反抗期しないの｣
｢秋白さん？｣
｢…………ん｣
『や』
｢Aちゃん…？｣
反抗期、娘が…かわいい娘が反抗期息子も反抗期。と
地べたに寝そべって泣いている父親＿カイを見ながら
Aはテンションと反応が何処ぞのクラスメイトに
似てんなぁと考えながら母親が隣に来る気配に気付き
寝そべるのをやめて甘える
｢あら どうしたの甘えたさん｣
『ん〜…』
｢今日学校の先生が来るんだからちゃんとしなさい｣
『くるまで……頭、なでて』
｢はいはい｣
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作者名：ステッカー | 作成日時：2024年3月1日 19時
