23-09 救って欲しくて ページ9
■ EunHyuk ■
ﾄﾞﾝﾍには気付かれてしまったけど、他の皆には気付かれない様にこっそりと家から出た。
何の為にって、無論一人になりたくて。
普通を装う事なんて無理だったから。
僕は誰にすればいいかなと思って、容赦なく実行してくれるだろうｷｭﾋｮﾝに、用事を思い出したから先に始めておいてくれとmailを入れた。
何が起きてるか分からなくて。Aを見てたらただ苦しくて。
ｲｪｿﾝ兄さんやﾘｮｳｸ、それとｿﾝﾐﾝ兄さんの腕の中に入って行くAを僕はただ見ていた。
ここに上がって来る前にAに普通に声を掛けたけど、それはｲｯくんに促されたからだ。
ｲｯくんは、ﾖﾛﾌﾞﾝ、ﾙｯｸなんてわざとらしく言っていたけど、腕を上げた時に確実に僕を見ていた。
僕はそれが、もう確認が取れた合図だと思いAに声を掛けたのだった。
だけど、自分を忘れられていて平気なはずがない。辛くないはずがない。
ﾋﾁｮﾙ兄さんとAの少し後ろを歩くので精一杯だった。
その時ｲｯくんからmailが入って来てこう書いてあった。
ﾋｮｸがどんな事を考えてるか分からないけど多分当たっていると思う…って。
それを知ってもｼｮｯｸではなかった。
その時にはもう既にｼｮｯｸの域は越えていたんだと思う。
ｲｯくんは、それ以外は今度飯に言った時に詳しく話そうって事しか言ってくれなくて、自分の中で何とか良い風に考えようと試みた。
けれど、心にぽっかりと穴が開いた気がして、とてもいい風には考えられなかった。
それで家に戻って来たら、これだ。
僕は忘れられるくらいAに求められてないのに、兄さん達は求められてる。
Aの中で何があったのかって考える余裕なんてない。ただ苦しさが心の穴を広げて行く気がした。
そこを殴ってみても穴が埋まるはずもない。
そう思ってた時にAがｿﾝﾐﾝ兄さんに聞いたんだ。
・・伝わってる？って。
それがもう限界だった。
Aが初めてそれを聞いたのは僕にでしょ？それは？あの日の事は憶えてる？
家に帰って来た時にも兄さんに言った。あの時みたいだって。
ねぇ！Aの中に残ってある僕との思い出ってどれ？
約束があるから…何も聞けないから・・・
携帯を耳元に当てる。別にそれを責める為に電話するんじゃない。
[はい。どうした？何かあった？]
ｳﾆｮｸ「ｲｯくん…僕…だけ…ですか…ど、して…僕だけ・・」
[ちょ、落ち着けよ。な？]
ただ・・救って欲しくて。
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みるく - モジョさま、このお話は初めからすごく興味深いもので、夢中になって読んでます！不思議な場面がたくさんあり夢に飛んでますが、そういうところが大好きです！トムに私も会いたいと思ってしまいます。私自身が感が鋭く不思議な体験が多いので共感が持てます！ (2015年3月15日 11時) (
レス) id: 24618d5a10 (このIDを非表示/違反報告)
ユミ(プロフ) - すごく面白いです、私も、妄想好きですけど、ここまで、妄想で、小説書けるなんて、尊敬します、ゆっくりでいいので、楽しみにしています、 (2014年11月24日 10時) (レス) id: ea1097e441 (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - ちゃちさん» ＞ちゃちさん☆ え〜！ｷｰﾜｰﾄﾞ見てからまた読み返してくれてるんですか？！何て…有難いです(TT)★嬉しいです！来年から少し仕事に余裕が出そうです！多分(笑) いっぱいお話ししましょうね♪ でもちゃちさんが忙しくなりそうですね…春になったら社会人ですよね？ (2012年12月23日 2時) (レス) id: 7f5f6342c2 (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - あいさん» ＞あいちゃん☆ 返事が遅くなってごめんね！く、9時間目？！今の高校ってそんな時間までやるもんなんですか？！夜の10時くらいまでってことになるのかな？え〜！それは…ふざけとる(笑)あいちゃん頑張って！ファイティン♪ (2012年12月23日 2時) (レス) id: 7f5f6342c2 (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - maruさん» ＞maruさん☆ 作者よりも楽しみにしていただけてるなんて…。嬉しいです〜(T□T) これからも自信持って？謎解きｷｰﾜｰﾄﾞ書いていけます！(笑) これからもよろしくお願いします♪ 結末がしょぼくならないようにしなくっちゃ(笑) (2012年12月23日 2時) (レス) id: 7f5f6342c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾓｼﾞｮ
| 作成日時：2012年10月29日 3時
