23-43 爆弾 ページ45
■ KyuHyun ■
Aがﾋﾟｱﾉを弾き出すとすぐに、
「ｷｭﾋｮﾝごめん、部屋借りても良い？」とｲﾄｩｸ兄さんが言って来た。
ｷｭﾋｮﾝ「…まぁ、構いませんけど」
ｲﾄｩｸ「ありがとう。ﾋﾁｮﾙちょっと良いかな？」
ﾋﾁｮﾙ「無理」
間髪入れずに断る兄さんを強引に立たせると、ｲﾄｩｸ兄さんはｶﾝｲﾝ兄さんに何かを耳打ちして俺の部屋に消えて行った。
ｶﾝｲﾝ「用意が出来たら呼びに来いだとよ。今からﾄｩｷﾞ兄の逆襲か？ﾋﾁｮﾙ兄は何考えてんだろうな」
ﾊﾝｷﾞｮﾝ「さぁね。それより…聞いてた話と・・何か違わない？」
皆が皆、昨日の事が気になっているが、Aの前で昨日の話や今日の計画の話を出来るはずもなく…。
俺としては後でｳﾈに聞き出せば済むという安易な考えもあり、昨日の事より今のAの方が気になってる。
もしまた集中状態に入られたら、この祝いの場の意味がなくなる。
ｶﾝｲﾝ「Aはすっかりﾋﾟｱﾉに夢中になっちまってるし」
ｼﾝﾄﾞﾝ「これのｱﾚﾝｼﾞ曲か？」
ﾊﾝｷﾞｮﾝ「本当？全然違った曲に聴こえるね」
兄さん達が話している中、俺は腰を上げAの前に立ってみる。
・・これはﾋﾟﾝﾁかもな。俺に気づいてない様だ。
それでも、流れる様に鍵盤の上を滑る指が凄く綺麗でずっと見ていたくなる。
暫く声を掛けずに見ていたら、Aの両手が突然鍵盤から離れて顔を覆い出した。
名前を呼んでみると一発で気づいてくれ、大丈夫かと聞くとAはｴﾍﾍと笑った。
ｷｭﾋｮﾝ「また集中状態に入ったのかと思った」
A「え？全然集中してないよ？」
ｷｭﾋｮﾝ「俺、暫くここに立ってるんですけどもね」
A「本当？じゃ、似た感じだったのかな。だって大きなｷｭﾋｮﾝが見えないはずないもんね。首が痛いわぁ」
Aが大袈裟に首を揉み出すから、仕返しのつもりで頭をわしゃわしゃと少し荒めに撫でた。
ｷｭﾋｮﾝ「こっちの方が腰が折れそうなんですけど〜」
Aはすっかりぼさぼさになった頭を少し傾けると
「それﾁｬﾝﾐﾝにも言われた。相変わらず気が合うね」
と無邪気に笑いながら、俺の心に容赦なく嫉妬という爆弾を投げ込んで来る。
ﾁｬﾝﾐﾝとは気は合うし、似てると言われるのも嫌いじゃないが、Aにだけは一緒にされたくない。
もちろん俺は仕返しするべく再度頭を撫でる。
ぼさぼさと言わずちりちり頭になってしまえと、ほんの少しだけ悪意を持って。
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みるく - モジョさま、このお話は初めからすごく興味深いもので、夢中になって読んでます！不思議な場面がたくさんあり夢に飛んでますが、そういうところが大好きです！トムに私も会いたいと思ってしまいます。私自身が感が鋭く不思議な体験が多いので共感が持てます！ (2015年3月15日 11時) (
レス) id: 24618d5a10 (このIDを非表示/違反報告)
ユミ(プロフ) - すごく面白いです、私も、妄想好きですけど、ここまで、妄想で、小説書けるなんて、尊敬します、ゆっくりでいいので、楽しみにしています、 (2014年11月24日 10時) (レス) id: ea1097e441 (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - ちゃちさん» ＞ちゃちさん☆ え〜！ｷｰﾜｰﾄﾞ見てからまた読み返してくれてるんですか？！何て…有難いです(TT)★嬉しいです！来年から少し仕事に余裕が出そうです！多分(笑) いっぱいお話ししましょうね♪ でもちゃちさんが忙しくなりそうですね…春になったら社会人ですよね？ (2012年12月23日 2時) (レス) id: 7f5f6342c2 (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - あいさん» ＞あいちゃん☆ 返事が遅くなってごめんね！く、9時間目？！今の高校ってそんな時間までやるもんなんですか？！夜の10時くらいまでってことになるのかな？え〜！それは…ふざけとる(笑)あいちゃん頑張って！ファイティン♪ (2012年12月23日 2時) (レス) id: 7f5f6342c2 (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - maruさん» ＞maruさん☆ 作者よりも楽しみにしていただけてるなんて…。嬉しいです〜(T□T) これからも自信持って？謎解きｷｰﾜｰﾄﾞ書いていけます！(笑) これからもよろしくお願いします♪ 結末がしょぼくならないようにしなくっちゃ(笑) (2012年12月23日 2時) (レス) id: 7f5f6342c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾓｼﾞｮ
| 作成日時：2012年10月29日 3時
