23-40 ほわほわ流される ページ42
■ DongHae ■
何とかﾘﾋﾞﾝｸﾞから逃げ果せて安堵の息をつく。
俺としてもだけど、ｳﾆｮｸに誰にも言うなって言われてるから昨日の事は話せない。
分かったとは言えなかったけど、ここで話してしまったら一生仲直り出来ない気がする。
俺は早く元通りになりたいんだ。
それとｼﾝ・ｼｳ・・。あいつにも言わないでくれって頭を下げられたし・・。
けど良かったぁ…。Aも話を合わせてくれて。
でもこれで安心とは行かない。あとで、兄さん達に改めて聞かれそうで恐い。
ﾋﾁｮﾙ兄さんがAにｷｽして苛々してたって言うのに、それどころじゃなくなったよ。
でもさ・・・昨日言ったじゃん。もっと疑えってさ。
相手はﾋﾁｮﾙ兄さんだろうが男なんだって！
もしそう言ったらまたほわほわした笑顔で、でもﾋﾁｮﾙは友達だよ？とか言いそう・・。
そう言われたら俺も、まぁ、ﾋﾁｮﾙ兄さんは仲良い人になら誰にでもｷｽするしね〜とかって、あのほわほわした空気に流されてそう。
そしたら、ﾋﾁｮﾙの仲の良い人の中に入れて嬉しいとかって喜びそう。
それで俺は喜んでるAが可愛いなと思ってそうだ。
・・・って、ﾀﾞﾒじゃん！
「おかえり。何？頭でも痛いの？」
気が付けばいつの間にかｷｯﾁﾝに着いていて、俺の両手は頭を抱えていた。
ﾄﾞﾝﾍ「頭…は全然痛くない。どちらかと言えば胸が・・」
それなら胸を押さえればいいのに。とｿﾝﾐﾝ兄さんに突っ込まれた時、ﾘﾋﾞﾝｸﾞの方からﾋﾟｱﾉの音色が聴こえて来た。
ﾘｮｳｸ「え？ﾋﾟｱﾉ弾いてるのA？嘘！早く戻りたい！でもお肉が・・」
ﾄﾞﾝﾍ「よく焼けってさ。ﾋﾁｮﾙ兄さんの要望」
ﾘｮｳｸ「何で兄さんの好みなの！」
ムｯとした表情を浮かべたﾘｮｳｸは、次に何かを思いついた様に明るい表情になった。
ﾘｮｳｸ「よく焼きなら僕がいなくてもいいよね？」
ｿﾝﾐﾝ「ﾀﾞﾒ！僕だって戻りたい！そんなのﾘｮｳｸだけずるい！」
えー！と反論するﾘｮｳｸに、ﾀﾞﾒたらﾀﾞﾒ！とｿﾝﾐﾝ兄さんが首を振る。
ｲｪｿﾝ「じゃぁ、俺は戻ってもいいか？」
これには二人ともが「ﾀﾞﾒ！」と口を揃えて腕で大きなﾊﾞｯﾃﾝを作った。
何か…何もかも忘れて、ただ目の前の微笑ましい光景に口元が緩んでしまうのは、この心地良いﾋﾟｱﾉの音色のせい？
結局俺はAのほわほわに流されてる。
ﾀﾞﾒじゃ・・・ないかも。何かこれで良いのかも知れない。
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みるく - モジョさま、このお話は初めからすごく興味深いもので、夢中になって読んでます！不思議な場面がたくさんあり夢に飛んでますが、そういうところが大好きです！トムに私も会いたいと思ってしまいます。私自身が感が鋭く不思議な体験が多いので共感が持てます！ (2015年3月15日 11時) (
レス) id: 24618d5a10 (このIDを非表示/違反報告)
ユミ(プロフ) - すごく面白いです、私も、妄想好きですけど、ここまで、妄想で、小説書けるなんて、尊敬します、ゆっくりでいいので、楽しみにしています、 (2014年11月24日 10時) (レス) id: ea1097e441 (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - ちゃちさん» ＞ちゃちさん☆ え〜！ｷｰﾜｰﾄﾞ見てからまた読み返してくれてるんですか？！何て…有難いです(TT)★嬉しいです！来年から少し仕事に余裕が出そうです！多分(笑) いっぱいお話ししましょうね♪ でもちゃちさんが忙しくなりそうですね…春になったら社会人ですよね？ (2012年12月23日 2時) (レス) id: 7f5f6342c2 (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - あいさん» ＞あいちゃん☆ 返事が遅くなってごめんね！く、9時間目？！今の高校ってそんな時間までやるもんなんですか？！夜の10時くらいまでってことになるのかな？え〜！それは…ふざけとる(笑)あいちゃん頑張って！ファイティン♪ (2012年12月23日 2時) (レス) id: 7f5f6342c2 (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - maruさん» ＞maruさん☆ 作者よりも楽しみにしていただけてるなんて…。嬉しいです〜(T□T) これからも自信持って？謎解きｷｰﾜｰﾄﾞ書いていけます！(笑) これからもよろしくお願いします♪ 結末がしょぼくならないようにしなくっちゃ(笑) (2012年12月23日 2時) (レス) id: 7f5f6342c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾓｼﾞｮ
| 作成日時：2012年10月29日 3時
