その魔王、追憶。 「…いや、なんとなくボーっとしてただけだ。」 ページ3
下鶴「…撤回しろ」
「！」ピクッ
鬼灯「おや、やっと“らしく”なってきましたね。」
下鶴「っ！！ーー貴様っ！」
杉森「待て、改。」
先程から冷徹な態度だった下鶴が、初めて感情的な姿が現わになった。そんな彼を杉森は宥め、鬼灯を睨む。しばし両者の間に火花を散った。
杉森「何はともあれ、要件は終わった。」
杉森は下鶴を連れてその場を後にする。
二人が居なくなると、皆が穏やかな表情で鬼灯の元へ駆け寄った。
栗松「鬼灯先輩ありがとうでヤンス！」
宍戸「いやぁ、鬼灯先輩がガツンッと言ってくれたお陰でスカッとしましたよ。」
染岡「おい、鬼灯。」
鬼灯「なんですか。」
染岡「いや‥その、ありがとよ。」
パシャ
鬼灯「こちらこそ、染岡君のSSレアな照れ隠し、ありがとうございます。」
染岡「テメェっ！人がせっかく礼言ってるのによぉ！！」
部室に戻った円堂達は、御影専能中について調べてみたところ、あの杉森が正式にキーパーになってから、今までの試合では無失点を記録しているという。それなりに強い位置にあるチームだった。何かと見下す態度も頷ける。
円堂「よぉーし！あいつ等から点を奪うのは俺達だ！燃えてきたぜ！！」
風丸「根拠無く燃えてる場合じゃねぇぞ。」
染岡「ファイアートルネードがコピーされた上に、あっさり止められちまったんだぜ。」
豪炎寺「俺達のデーターを全部知ってるというのは本当だろうな。」
染岡「ドラゴントルネードだって通用しないかもしれない。」
鬼灯「向こうがこちらの全ての技が把握済みだったとして…。」
豪炎寺「…何か作戦を考えないと。」
円堂「それなら新必殺技だ！」
風丸「それが出来ないから困ってるんじゃないか！！」
確かに風丸の言うとおり、練習場が無くなっしまっては元も子もない
他の場所を探しても、全部御影中の偵察部隊に先回りされてて、まともに練習できる場所が無い
秋「みんなー！夏美さんが呼んでるわよ。」
ある日夏美からお呼び出しがかかる。なんだろうと皆疑問を抱きつつ、指定された場所に移動する。
先程から珍しく口数が少ないAに、鬼灯はいち早く気づいて近づいた。
鬼灯「さっきから黙ってどうしたんですか？」
「あぁ、新しい必殺技で思い出したんだが、
昨日俺が秘密の場所で特訓してた時に、後ろからカメラのフラッシュと叫び声が聴こえてな…
今思えばあれは御影の生徒だったんじゃ…。」
鬼灯「何だしたんですか？」
「…び、ビヤーキー。」
鬼灯「……何かあったら貴方の責任ですからね。」
「俺のせいじゃないもん…」
その魔王、特訓。風丸「確か海外に留学してたとか言ってたよな…。」→←その魔王、沈黙。杉森「事実を述べたのだが。」
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Grim reaper(プロフ) - 久しぶりに見たけど最高に面白い…続きはまだですか…先生！ (2023年1月26日 8時) (
レス) @page45 id: e512046324 (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン(プロフ) - 続編をください、なんでもしますから！！！！（なんでもするとは言ってない） (2020年8月18日 18時) (レス) id: 9b62aa768c (このIDを非表示/違反報告)
ゆきうさぎ - このお話大好きです！！更新楽しみにしています！！ (2018年3月30日 19時) (レス) id: 53a93fd98d (このIDを非表示/違反報告)
蒼(プロフ) - ご指摘ありがとうございます。確認し直すとほぼ全話間違えてました。(・・;)ご指摘頂けるまでずっとソレだと思ってたもので、先入観って怖い(;´д｀)定期的な名前確認は大事ですね。 (2017年9月29日 21時) (レス) id: 3152757adf (このIDを非表示/違反報告)
檜扇所縁(プロフ) - すみません、夏未の漢字間違っています…… (2017年9月28日 20時) (レス) id: 47bf637a57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼 | 作成日時：2014年4月29日 13時
