その魔王、沈黙。杉森「事実を述べたのだが。」 ページ2
しばらくすると、トラックの所で偵察していた二人、御影専農の選手、下鶴 改と杉森 威がしびれを切らしたのか、練習真っ只中なのにも関わらずグランド内に堂々と侵入した。
円堂「御影専農のキャプテンだよな？練習中にグラウンドに入らないでくれよ！」
杉森「何故必殺技の練習を隠す。」
下鶴「今更隠しても無駄だ、既に我々は君達全員の能力を解析している。」
杉森「評価はD−だ。我々には100%勝てない。」
円堂「勝負はやってみなくちゃわからないだろ！」
下鶴「勝負？これは害虫駆除作業だ。」
染岡「なんだとっ！？」
円堂「…俺たちに害虫って言った事‥取り消せ！」
杉森「事実を述べたのだが。」
下鶴「理解出来ないとは思わなかった。」
円堂「許せねぇ…！！俺達の必殺技を見せてやる！！今すぐ決闘だ！！」
練習の邪魔をした挙句、害虫と呼んだ彼らの無礼な態度に円堂を含むメンバーは怒り心頭。挑発にのった円堂は彼らに決闘を言い渡した。
鬼灯「決闘ですか？それで無駄に話数を増やさずに済むなら受けて立ちますよ。」
半田「そういう決闘じゃないから。
あとその手に持ってる釘バットもしまえ！退学になったらどうする！」
決闘といってもここは健全にサッカー部らしく、お互い一対一で前半後半に別れてシュート一本打ち、点を取れるかで決着をつける方式だ。
前半シュートは御影側から
下鶴「“ファイアートルネード”！」
「っ！？“熱血パンチ”！」
なんと、下鶴は豪炎寺の必殺技を完璧にコピーしていた
動揺を隠せない円堂は辛うじて必殺技を展開するも、ゴールに入ってしまった。威力もほぼ同じと言っていい再現率で、外野も困惑している
豪炎寺「俺が蹴る。」
円堂「豪炎寺…。」
雷門側のシュートは豪炎寺。正真正銘オリジナルのファイアートルネードを打つが、これも杉森のキーパー技で難なく止められてしまった。
彼等の言った事が目の前で証明されてぐうの音も出ない円堂達。それを他所に杉森は十六夜兄妹に一瞥する。
杉森「君達が十六夜兄妹だな。」
「ウッス。」
杉森「散々我々の部下を引っ掻き回してくれたようだが、ふざけるのも今のうちだ。
所詮何処の馬の骨かも知らぬポッと出のお前たちがこのチームをカバーしようとも、評価が上がる事はない。」
鬼灯「そうですか…まぁ、ご丁寧に実践付きで説明してくれたところ悪いんですが、私の率直な感想としましては…思ったより小物なんだなぁ〜っとむしろ安心しました。
わざわざそっちから出向いて熱心に情報収集するなんて、よっぽど自信が無いんですね。」
その魔王、追憶。 「…いや、なんとなくボーっとしてただけだ。」→←その魔王、監視。鬼灯「まさか此処までとは、ご苦労なものですね。」
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Grim reaper(プロフ) - 久しぶりに見たけど最高に面白い…続きはまだですか…先生！ (2023年1月26日 8時) (
レス) @page45 id: e512046324 (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン(プロフ) - 続編をください、なんでもしますから！！！！（なんでもするとは言ってない） (2020年8月18日 18時) (レス) id: 9b62aa768c (このIDを非表示/違反報告)
ゆきうさぎ - このお話大好きです！！更新楽しみにしています！！ (2018年3月30日 19時) (レス) id: 53a93fd98d (このIDを非表示/違反報告)
蒼(プロフ) - ご指摘ありがとうございます。確認し直すとほぼ全話間違えてました。(・・;)ご指摘頂けるまでずっとソレだと思ってたもので、先入観って怖い(;´д｀)定期的な名前確認は大事ですね。 (2017年9月29日 21時) (レス) id: 3152757adf (このIDを非表示/違反報告)
檜扇所縁(プロフ) - すみません、夏未の漢字間違っています…… (2017年9月28日 20時) (レス) id: 47bf637a57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼 | 作成日時：2014年4月29日 13時
