カワイイは作れるのなら苦労はしない【ぶっちゃけあり得ない】 (ページ6)

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｛俺氏、終了のお時間が近づいてまいりました。｝ページ6

プリキュア17人 vs 敵4人
今度は数でものを言ってきた。悪には容赦無しですね、わかります。
流石の敵さんも一時撤退した。正しい判断であるが、君達は一体何しに来たというのかね。

敵方にはバレて、正義の味方であるはずのプリキュアには最後まで一人も気づいてもらえないとか、マジ解せぬ。

いや、みんな変身解除早すぎね？同窓会みたいに意気投合してる場合じゃないよ、敵さんまた来るかもしれないぞ

きゃっきゃっウフフと談笑している彼女達。
正義の為に闘っているプリキュアでも、普通と変わらぬ女の子らしい姿が垣間見えた…‥が。
‥んんー？おっかしいな、中央二人の子が知人にしか見えないんだけどぉ？砂埃が目に入ったのかなぁ？んんーゴシゴシ……

…………

…【速報】俺の後輩がプリキュアだった件について………

！！？！？！？えっ、ちょっ、おま、え、プリキュア！？、どういうことだってばよ
中の人特定
デデドン
まさか後輩
先輩の面目丸潰れ
灯台下暗しこれは草w(以下略

俺の脳内の高画質液晶画面が赤文字弾幕のオンパレード。
どうりで見覚えがあると思った、ん…まてよ‥って事は俺……

「ん‥あれっ？」

「！！」

その可愛がってた後輩、花咲つぼみと目が合いそうになり、慌ててガサッと植え込みに隠れた。

「どうしたですか？つぼみたん？」

「いえ、誰かいたような気がしたんですが、きっと気のせいですね。」

っあっぶねぇぇ！てか何で俺は隠れたし。これはあれだ‥身の安全〈〈〈〈〈〈プライド
一つ勘違いしないでほしいのは、俺はただ意地を張ってるだけじゃないこと。退路も断絶され、敵がまだやってくるかもしれないこの状況下で、あの子達は前みたいに変身できるからまだしも、俺みたいなゲーム大好き根暗一般市民が出る幕はそもそも無い。居たところでプリキュア達の足を引っ張るだけ。

要するに俺は完全に場違いなのである。
最悪なのは俺が敵さんに捕まって「こいつがどうなってもいいのか。」と人質にされるフラグはなんとしてでも避けたい。
ちなみに俺の所持品はミラクルライトとそこら辺で拾ったビー玉だけ。無力、あゝ実に無力よのう。
なので俺は出来るだけ早く、なおかつ敵に絶対見つからないように脱出の糸口を探さなければいけない。これはスニーキングミッション、まずはダンボールの調達から始めよう。

急募、孤島遊園地から脱出する方法。安価でもなんでも良いからマジでヘルプミー。