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{いっけなーい殺意殺意。} ページ15

「で?コイツをどう使うんだ?」

「さぁ?知ってるですか?」

「ごめんなさいです。僕たちにも全然わからないです。」

「「…….。」」

「うせやろ…。」

何でこんな強力そうなアイテム持ってきておいて誰も扱い方知らねぇんだよ。それでも妖精か?溜まっていたストレスが爆発しそうになるが、状況が状況なのでここは紳士的に心の余裕を崩さぬように業務用アルカイックスマイルを維持した。

「で、でも無いよりかは幾分かマシじゃね。チェーン長いし、本体が結構重いからいざという時に振り回せば武器にもなる…ほらアレだよ、悪魔城ドラキュラのシ●ンみたいに…。」

「「「「……。」」」」

「そこは黙ってないでなんとか言えよォ!」

駄目だこりゃ。仮にこれがプリキュア認定試験だったら俺は一発不合格かもしれない。魔法アイテムの扱い方も分からないどころか以心伝心すらできない時点でもうね。使い方が分からないならコレは一旦保留。
今俺にできることは、どうにかしてこの妖精達をプリキュアの元へ無事に送り届けること。もうこうなったら自分の隠密スキル(初期値25)だけが頼りだ。


妖精達を抱えながら建物や木々の陰で隠れながらプリキュア達をひたすら探す。いつ出てくるかも分からない敵さんの姿に注意しながらエリア移動するその気分はデッ●バイデイラ●トのよう。

「さっきからちょこまかと逃げ回りやがって!!
待ちやがれぇぇぇーーー!!」

「クソォ、ここにミラクルライトがあれば多少スタン取れたのに…」

いやまじでデ●トバイ●イライトだこれ。隠密が失敗してしまい、今目の前にいるマスタード色のタコのような怪人を相手に絶賛チェイス中。
建物を壁にしながらその周りを絶妙な駆け引きでグルグルと回っている、しかし、痺れを切らしたのか長い触手を多用した妨害をしてきたので、すぐ近くにあったロッカーに一時身を隠した。

「どこに隠れてやがる…」

「やばいですー!近いですー!どうするんですかかずきたん!」
「しっ!声を出すな。
ここは一つ…。」

「そこかぁ…!?」

「今だ!真っ向勝負!」

「ぐはっ!?」

敵さんがロッカーに近づいた瞬間を狙って扉を開け体当たりを喰らわす。
幸いジャストなタイミングで当たったかいがあって、怯んだ隙をついて逃げることができた。これで最低3秒は稼げる。

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作品ジャンル:アニメ
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アイ - 面白すぎ ワロタ 腹筋返して (2018年11月4日 17時) (レス) id: 036f497ac3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 笑いすぎて家族から変な目で見られたwwww (2016年7月31日 17時) (レス) id: 34e7290011 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2015年5月17日 12時

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